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ド文系が量子力学に手をだしたら、行き着いたところもド文系だった
「読むべき情報源を間違えてはいけない」など、調子に乗ってほざいているが、読むべき情報源はあまりにも間違いやすい。
それは、SNSなどはもちろんのこと、ネット検索、AI先生とのおしゃべり、当然に書籍でも起こりうる。
この数日、時間があったこともあり、気になっていた「量子力学」に手を出すことにした。ド文系にとっては、ハードルが高い。
現役大学院生に初学者向け参考書を教えてもらい、Amazonで見ていく。
ド文系には無理である。プロローグのテーマ1行目で見事に挫折。本文にさえたどりつかない。
理系大学院生のアドバイスは、理系の学生にとっては最適解かもしれない。
しかし、大学受験から四半世紀以上経ち、高校数学や高校物理など記憶からきれいサッパリ抹消されているド文系には、不適である。参考にしようとしたこちらが完全に悪い。
仕方がないので、Amazonで、雰囲気と作品説明から選ぶ、というド文系の基本に戻る。
数冊、私でも読めそうな本を見つけたのだけれども、1冊目は楽しく読みたい。そこで、選んだのがこちら。
「パラレルワールド」やら、「現象が一変」やら、「東京大学工学部卒業」やら、レビュー数の多さやら、惹きつけるものが多い。
しかし、高評価のレビューを読むと嫌な予感しかない。
とりあえず、アンリミ対象なので、気軽にポチる。
さすが、東京大学工学部卒業。編集能力というか、変換能力が高い。
量子力学が、うまく編集され、「引き寄せの法則」に変換されていた。残念である。
読むべき情報源は間違えてはいけない。
自分が吐き出した言葉が、早速ブーメランで返ってくる。
ただ、否定はしない。
引き寄せの法則やそれに近しいものを信じ、楽しい人生、成功した人生を歩まれている方もいるのだから、好きにしてくれてよろしい。
で、読み直す。
ド文系、馬鹿にされているような気もするが、このくらいがちょうどいい。
次はこれ。
もう数冊読んでみたいのだけれども、私は今「量子力学」の何を知ろうとしているのかが、わらかなくなってきた。こういうところも、またド文系なのだと思う。