お刺身シュリンクは、他のステルス値上げよりも受け入れ難い
お刺身の厚みを薄くするのは、アレではないのか?
香川県に移住してからは、近所のスーパーのお刺身が美味しくて喜んでいたのですが、この数ヶ月で厚みが変わったような気がします。
ブリとか、はまちとか、カツオのたたきとか、うっす〜。
食感も変わり、食べ応えも微妙。食べて満足しないものは、食べないに限ります。一発レッドカード。以降、良さそげなサクがある時だけ、買うようになりました。下手な主婦がテキトーに切っても、薄々で味気ないお刺身よりは美味しいです。
お刺身の場合、1パックの価格の値上げも、1パックに入れる枚数も減らすことが難しいのでしょう。
魚にもよりますが、1パック ◯98円とか、◯48円のように、税抜価格でギリギリ50とか、100を超えないあたりに設定されていることが多いため、価格転嫁しにくいのかもしれません。枚数を減らすと、見栄えが悪くなしますし。
一方、精肉は、100g単価の量り売りなので、値上げは簡単(わかりにくい)です。この半年で、豚肉、鶏肉は、100g数10円上がっています。頻繁に微妙なセール価格になるので、その日の単価は、チラシ見ない族にとってはほぼ運。さらに、まとめ買いのプロモーションもあるので、なおさらわかりにくい。時にお得感に包まれながら、単価が分かりにくい(誤魔化されている)のも、精肉の特徴です。
さて、お刺身薄い件。
スーパー側の値上げせずになんとか、、という努力はわかりますが、それ、シュリンクしてます。ステルス値上げという、アレです。しかも、小さくなるだけならともかく、美味しさ半減は、受け入れ難いものがあります。
商売で厄介なのは、「コレでも買う」「コレならもういらない」の閾値は人それぞれで、かなり幅があること。「コレでも買う」がどこまで続くのか、どこから価格転嫁するのかは、難しい判断であることは間違いありません。
でも、「コレならもういらない」で一度離れたら、その人が戻る確率は、今のお刺身並の薄さです。
今回の、「お刺身薄い!」は「コレならもういらない」案件。
加えて、価格転嫁した際には、「この価格ならもういらない」が別にあります。こちらは、時間の経過や、代替品の値上げ、カテゴリー全体の値上げなどで、その感覚が鈍ると、戻る可能性があります。
そんなことを考えながら、スーパーで物色していると美味しいものを見落としたり、買い忘れがあったりと、より残念な結果になったりします。←ただのバカ。
ステルス値上げと正統派値上げの繰り返し後、我が家の買い物リストから消えた代表選手が、チョコレート。カカオ高騰などによる値上げはわかりますが、シュリンクしすぎました。大袋を買っても、がっかりするくらい軽い。そのまま価格を上げてもらった方が、まだスッキリしてよかったのに。
残念を通り越して、若干怒りに近いので「コレならもういらない」案件。
一方で、正統派値上げをされても、購入機会が激減しているのが、オリーブオイル。こちらはシュリンク/ステレス値上げは難しいので、バンバン価格が高騰しました。いくらオリーブ好きでも、さすがに今のような価格では買い控えします。しかも、近年ますます信用ならなくなってきているのも理由の一つ。というわけで、「この価格ならもういらない」案件。もしくは、「この価格ではもう買えません」案件。
全く別の理由で買い物を差し控えさせていただいているのが、サントリー社の製品。
最近、買い物を差し控えさせていただいくことにしたのが、明治の製品。
・・・明治なら、絶対に何か買っているはずと思いサイトで商品を確認したら、驚くことに我が家には1つもなかった。
不買運動なんて気が荒いことは、小心者なのでできません。あくまで「買い物を差し控えさせていただく」だけです。「お買い物差し控え」案件になるのだろうか。
並べてみると、食材の買い物は楽しみが減ったような気がします。