●本気で“生理”を考える②
皆さんこんにちは!虎鉄です。
前回に引き続き、本日はパート2でございます!
◉生理チェック
早速ですがご自身の生理の様子についてチェックしてみて下さい。チェックが多くついた場合は生理や生活習慣を見つめ直してみて下さい。
生理周期は大体28日。前後3日のずれは許容範囲内だそうです。生理の継続日数は3〜7日で、サラサラした経血が理想です。
私はそれこそフルタイムで働いていた頃、周期が22〜25日で少し早めでした。生理の継続時間も10日と長め。褐色のおりものが数日続き、なかなか正常色のおりものになるまで時間が必要でした。経血の色が黒っぽかったり、薄い水っぽい場合は要注意です。また血の塊・レバーのような塊がある場合も注意して下さい。
◉女性は月に1週間しか健やかでいられない
生理のおかげで月に女性ホルモンである“プロゲステロン”と“エストロゲン”がアップダウンします。それにより女性の心身の安定期はおよそ“1週間”ほどしかありません。生理終了〜排卵期までの期間です。
多少の気分の乱れはあるとしても、自分でコントロールできないほどの情緒不安定さは“気血”の巡りが悪くなっている証拠です。肌荒れやニキビ、胸が張って痛みがある、頭痛、便秘など…“PMS”と呼ばれるものです。
また月経後にこうした症状が出る方もいます。私もそうなのですが、生理は物凄く消耗します。毎日出産しているほどだ、と言われているぐらい身体のあらゆるエネルギーを消耗しています。なのでその消耗に耐えられない為に、月経後にこうした症状が出てしまう事もあります。
◉身体に合わせて養生法を変える
皆さんは基礎体温をつけた事はあるでしょうか?女性でしたら一度はつけてみて、自分の生理の様子を見てみることをおすすめします!
私も漢方で治療を始めてから基礎体温表をつけてみました。“低温期”と“高温期”でしっかり差が出ておらず、少しアンバランスだったのを覚えています。黄体機能不全や無排卵などが分かったりするので是非付けてみて下さい。
月経期、低温期、排卵期、高温期と養生を変えることで、生理を含めた日常生活が健やかになります。
月経期
《生活対策》
激しい運動はしないこと。長時間座りっぱなしは骨盤の血液循環が悪くなり生理痛がひどくなることがあります。1~2時間に1度は立って動いたり歩くことが大切です。薄着をせずお酒を控え睡眠を十分にとるなど、月経期を快適に過ごすコツです。
経血量が多く入浴が難しい日は、血行を良くする足浴がおすすめ。体が温まるだけでなく、疲れもとれて気分も和らぎます。
《食事対策》
冷たいものや生野菜のとりすぎはひかえ、温野菜をとりましょう。温かなスープ、煮物をどうぞ!生姜、にんにく、にんにくの茎、らっきようなどは血の巡りを良くするので積極的に食べてみて下さい。またローズティー、シナモンティー、紅茶などは体を温め、血液を流れやすくします。トマト、セロリ、パセリなどは血を巡らす助けをします。
失った血液を補うにはなつめ・プルーン・ブルーベリーなどのドライフルーツや、くるみ・松の実・ピーナッツ・アーモンドなどのナッツ類、クコの実・黒ごま・黒豆・ひじきなどの黒いもの、赤いものがおすすめです。レバーやニラ・ほうれん草などもおすすめです。低温期
《生活対策》
なるべく朝食をとってエネルギーを補給しましょう!この時期は静かに安静がおすすめです。激しい運動や夜遅くまで起きていたりするのはNG。睡眠を十分にとりましょう。月経で失った血液、エネルギーを回復させる時期ですから。精神的に一番リラックスしておだやかで女性らしい安定した時期です。
《食事対策》
エネルギー回復にキノコ類(椎茸、舞茸、しめじ)、人参、カボチャ、山芋、鶏ささみなどもおすすめです。穀物、イモ類、豆類などの主食を欠かさずとって下さい。
失った血液を増やすにはほうれん草、ひじき、赤みの肉、なつめ、ブルーベリーなど。穀物とドライフルーツ、ナッツ類がおすすめです。大豆は女性ホルモンを増やします。納豆、豆腐、豆乳など是非!排卵期
《生活対策》
軽い運動を心掛けてみて下さい。散歩、ウオーキング、ストレッチなど。体を動かすことにより体内循環が良くなり、排卵しやすい状態を作ります。高温期
《生活対策》
イライラしたり落ち込んだり情緒不安定になりやすいです。できるだけリラックスすることを心掛けて下さい。
ストレスを受けると気の流れが悪くなるので腹式呼吸法でリラックスを促します。深く息を吸い込んで口からゆっくり吐き出すだけ。これをくり返すことで気の流れが良くなります。湯船に浸かるのもおすすめです。
高温期が21日以上続き妊娠の可能性があるならできるだけ安静を心掛けましょう。
《食事対策》
香りのある食べ物や飲み物をとると、溜まっていたストレスが発散できリラックスします。紫蘇や三つ葉、クレソン、春菊などを積極的に料理にとり入れてみて下さい。ペパーミントやローズマリー、タイムなどのハーブも香味付けやティーに利用してもOK!
いかがでしたでしょうか?
今回は2回に渡って“生理”についてポスト致しました。女性にとって生理は当たり前かもしれませんが、よくよく考えてみると“大怪我”しているのと同じです。子宮内膜の血管がブチブチと切れるのです。それに痛みがないのが当たり前、という“女性”はなんとパワフルな生物なのか…と虎鉄は思います(泣)
女性は生きているだけで物凄いことをしているのですから、それを踏まえて“頑張り過ぎない”で欲しいな、と心から思います。
生理は女性の健康のバロメーターです。是非一度、本気で身体と向き合ってみて下さい。これを読んでいる男性の皆さんも、女性をサポートして頂けると嬉しいです!
それではまた、ご機嫌よう☆彡