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保育園の先生やお医者さんになりたい娘から、「知ってる」について考えた話。

娘は遊んでいるとき、よく保育園の先生やお医者さんの真似をしている。

そんな様子を見ていて、妻が娘に

「あさちゃんは大きくなったらお医者さんになりたい?」

と聞くと、

「うん!」

「あと、店員さん!スーパーの店員さんになりたい!」


スーパーの店員さんは意外だったが、

普段触れ合う大人が保育園の先生やお医者さん、

よく行くスーパーの店員さんなので、納得。


そりゃあ知ってる中から選ぶよな〜と納得。

知ってる中からしか選べないとも言える。


思えば、自分が小さいときや就活をしていたときも同じだった。

僕には兄がいるので兄がやっていることをやりたがったらしい。

兄がサッカーをやっていたからサッカーにのめり込み、小学生のときの将来の夢はサッカー選手を目指した。

兄がピアノを習っていたから自分もピアノを習った。

兄が勉強を頑張って私立大学付属高校に行ったから、自分も負けじと頑張って私立大学付属高校に行った。

多分に兄の影響を受けている。


そりゃあ普段一番近いところにいる人だから当然。

でも今はお互いやっていることが違う。

兄はSEを経て農業を営んでいて、僕はクリーニング師を経てコーダーとして活動している。

じゃあ、なんでそこは違うのか?

触れた世界が異なるから。

触れた世界が違うから違う轍を歩む。


当たり前なんだけど、

この触れた世界で自分の行く先が変わるということは

常に言葉にして自覚した方がいいくらい大事だと思う。


触れた世界が多いだけ、選択肢も増える。

考えることも増える。

多様性にも柔軟になる。


選択肢が増えると迷うことも多くなるだろうけど、

何も知らない、選べない状態よりは良い。

迷う過程の思考が自分の経験値にもなるし、結果として人としての魅力になる。

未来のいつかの自分に活きる。


知ってるかどうか、これのみ。


知ってるだけで世界は楽しいものになるし、毎日が楽しくなる。

僕自身、家族ができて、コロナで人生を見直し、

このままではいかんと思い、学ぶことを始めた。


学んだら知らない世界がどんどん広がっていき、自分で選べるようになってきた。

自分で選べるようになってきたら毎日が楽しくなってきた。


知ってるってほんと大事。

アンテナを張って、触れる世界を広げていきたい。

自分で選べること、これが自分の人生を生きることだと思う。


なんだか、妻と娘の会話から人生についてなんて壮大なことを考えてしまった。

何がきっかけで思考を巡らすかわからないもんですね。

こういう機会をくれる家族がいて最高です。

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