マガジンのカバー画像

看護師の勉強まとめ

6
運営しているクリエイター

記事一覧

重度心身障害児の側弯と緊張について

わたしは病棟で働いている時、プレーリーもみたこともなければ、側弯について考えたこともなかったです。
ですが、在宅では、側弯の予防に努めることはとても重要なことで、ほとんどのこがプレーリーをつけています。そこで、側弯について勉強してみました。
緊張については、病院では内服のコントロールくらいしかしてこなかったのですが、そのほかの対応法についても勉強してみました。

<筋緊張が強い児への対応>
 筋緊

もっとみる

抗てんかん薬まとめ

今回は抗てんかん薬についてまとめました。抗てんかん薬は種類がたくさんあり、新しいてんかん薬もどんどん出てきています。
内服開始時期は、第一選択薬であるデパケンやイーケプラ、フェノバールなどがよくつかわれており、それでてんかん発作が抑えられた場合は、単剤か多くても2種類くらいの組み合わせの人が多い印象です。
ですが、難治性てんかんと呼ばれるてんかんの場合、内服では発作を完全に止めることはできず、てん

もっとみる

食事介助について〜重度心身障害児〜

今回は摂食介助について勉強しました。
摂食については、病院勤務の時は、姿勢と誤嚥しないようにということくらいしか勉強しませんでした。というより、付き添い入院が基本だったので、摂食介助の機会がほとんどなく、あったとしても正常発達の幼児だったので、勉強したり教えてもらうほどの機会がなかったのが事実です。
今の職場では重度の障害の子でも嚥下に問題のない子は摂食介助をしています。そして、今回この勉強をして

もっとみる

腎不全〜採血とよくつかう内服薬簡単にまとめ

腎不全
・電解質ではNa、K、P、Mg、尿酸は過剰となる。
・逆にCaは低下することが多く、補充が必要。
・アシドーシス傾向になるため、重炭酸や酢酸の補充が必要。

腎機能の指標
①GER:100ml/分/1.73m²
血清クレアチニン:男性0.6~1.0㎎/㎗、女性0.4~0.8㎎/㎗。高齢者や女性などで筋肉量が少ない症例では腎機能低下していても基準値内のこともある。
②UN:8~20㎎/㎗

もっとみる
子どもによく使う軟膏・おむつかぶれ・ステロイド外用について

子どもによく使う軟膏・おむつかぶれ・ステロイド外用について

白色ワセリン
・吸水性と皮膚への浸透性が少なく、粘着性が強い。
・皮膚からの水分の蒸発を抑制する効果がある。
・大量に塗ったからといって保湿効果は高くならないが、皮膚の水分は少しずつ失われ
て乾燥するため少量塗布を繰り返すことで効果は高くなる。
・入浴後など保湿をした後に使うと効果が高くなる。
・日焼けする可能性があるときは、油やけという症状を発症することがあるので注意する。
ヒルドイド・ヘパリン

もっとみる
PaCO2とCO2ナルコーシスについて、もう一度復習*まとめ

PaCO2とCO2ナルコーシスについて、もう一度復習*まとめ

PaCO2(動脈血ガス二酸化炭素分圧):動脈血にどの程度二酸化炭素が溶けているかという指標。
正常値は35~45Torr。
CO2が溶けている液体は酸性が強くなる。
PaCO2の値は換気量で決まる。
PaCO2が高い場合は、換気量や胸郭の動きが悪くなっている可能性がある。神経筋疾患や中枢性無呼吸などの疾患でも換気量が下がり、PaCO2は高くなる。
<PaCO2が高いときの症状>
頭痛、顔面紅潮、発

もっとみる