腎不全〜採血とよくつかう内服薬簡単にまとめ
腎不全
・電解質ではNa、K、P、Mg、尿酸は過剰となる。
・逆にCaは低下することが多く、補充が必要。
・アシドーシス傾向になるため、重炭酸や酢酸の補充が必要。
腎機能の指標
①GER:100ml/分/1.73m²
血清クレアチニン:男性0.6~1.0㎎/㎗、女性0.4~0.8㎎/㎗。高齢者や女性などで筋肉量が少ない症例では腎機能低下していても基準値内のこともある。
②UN:8~20㎎/㎗
血清シスタチンC:0,53~0.93㎎/L。年齢・性別に影響されず、腎機能以外の影響を受けない。
クレアチニンクリアランス:24時間法と2時間法がある。
③EGER
④P:3.5~6.0㎎/㎗、7.0を超えるときは速やかに対応。
⑤Ca:8.4~10.0㎎/㎗、10.5㎎/㎗を超えるときは速やかに対応。
⑥K:3,5~5.5mEq/L
透析患者でよく使う薬
・二次性副甲状腺機能亢進症に対する薬
Pが上昇・Caが減少(ビタミンDが活性化されないため、腸管からのCa吸収が低下するため)する状態が起きる。これによってPTHの分泌が亢進してしまう。
・リン吸着薬
PTHの抑制を目的としてビタミンD3製剤を使用するためいは、高リン血症抑制が必要。
・降圧薬
利尿の減少と動脈硬化の進行にたいして使用する。
・カリウム吸着剤
・エリスロポエチン(注射)
・鉄剤
☆目標血圧:140/90mmHg
目標体重:中一日でドライウエイト+3%未満、中二日で+5%未満
☆体液量の是正によって60%以上の患者で血圧を正常化できる。HD後収縮期血圧が110mmHg未満及び180mmHg以上は心血管死亡率がそれぞれ2.8倍、2倍増加する。
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