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写真の上達につながる、『気付く事』の大切さ

写真を撮る事において、「気付く能力」というのはとても大事だと思う。

普段何気なく通り過ぎてしまう景色の中にも美しい瞬間はある。
遠くまで旅行に行かなくても、絶景と呼ばれる景色を見にいなくても。

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写真以外でも言える事なんじゃないかなと思う。

例えばパートナーが可愛いな・かっこいいな・優しいなという瞬間に気が付けるか?

景色であれ、誰かの気持ちであれ、仕事においても
気付く事が出来なければ、シャッターを切る、寄り添う、手伝うといったアクションが出来ない。

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model : yui

そうして自分の周りにある、たくさんの要素に気付く事が出来ないと
いつの間にか、大事にしたい事までチャンスも逃してしまうんじゃないかと思う。

写真をやっているとたくさんのシャッターチャンスがある。

今の自分には気づく事さえも出来ていない
シャッターチャンスってたくさんあると思っている。

ポートレートなら被写体をやってくださる方との関係値もあるかもしれないけれど

その人にとっての美しい瞬間ってのは、もっとあるんじゃないかと思う。
(言い出したらキリはないけれど。Bestはもっとあると思ったりする。)

それをいかに逃さないか。

どれだけのシャッターチャンスに気がつけるのか。
その瞬間をおさめるスキルも必要になってくるけれど、まずは気付けないと始まらない。

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model : haruna

風景写真だって同じ事だと思う。

ポートレート写真とは、カメラの設定も撮影スキルも別のものになってくるけれど
目の前の美しい景色の「どこに美しくて、自分が感動しているか?」に気付く事が出来ないと
その時に感じている美しさをおさめる事は出来ない。

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今ではiPhoneのカメラで夜でも綺麗な写真を撮る事ができる。

だけれどその写真を後に振り返った時、
撮影した時に自分が感じてた『きれ〜い』と同じ感覚でみる事は出来るだろうか?

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色がきれ〜いなのか
影に目が奪われたのか
差し込む光に惹かれたのか

漠然とした『きれ〜い』ではなく、
自分がどこに向けて綺麗と思っているのか気付いてみる事が必要だ。

そうしたら、今までの写真よりも「伝わる写真」になると思う。
伝える事が出来たら、共感を生み、写真にストーリーを感じてもらえる。

こちらの意図したストーリーになれば丸儲け。
本来、人が何を感じるかとコントロールする事は出来ない。

その中で少なからず伝える事ができて、ストーリー性を感じる写真を撮るには
やはり「まず自分が気付く事」がとても大事になってくるはずだ。

誰も気がつかない美しさに気づいてみよう。

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電車の中で、目の前の人の美しいところはどこだろうと、想像をしてみよう。
朝少し早く起きて、人が少ない街でひっそりと佇む美しさを探してみよう。
夕方、西日がさす部屋でグラスを傾けてみよう。

日常で気がつける事が増えていくほど、写真は楽しくなる。

そしてきっと、うまくなる。

こーた

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