4つのリストで人生を変えるその2
前回に引き続き、4つのリストをご紹介します。
前回の投稿はこちら。
まずは4つのリストを再掲します。このうち、前半の2つは前回ご紹介しました。今回は残りのリストを、効果的に使うポイントも合わせてご紹介します。
~4つのリスト~
・無心になってやることをこなすためのToDoリスト
・ミスを予防するチェックリスト
・アイディアを生むプレイリスト
・時間を生むやめることリスト
アイディアを生むプレイリスト
アイディアを生み出す、創造するという能力は、単純作業がAIにとって代わられる今後のことを考えると、より大事な能力であることがわかると思います。
しかし「アイディアを出せ」と言われても、そんなのどうしたらいいかわからない…とお悩みの方。アイディアにはオリジナリティが大事な場合ももちろんありますが、「アイディアの生み出し方」は、真似したってもちろんいいんです。
例えば、ある実験では、一番創造性が上がる時は「シャワーを浴びているとき」であるという結果が出たりしています。
また、アイディアをコンスタントに生み出すことができる人は、アイディアを生みだしたときの「ポーズ」や「環境」を覚えていて、アイディアを生み出したいときにはそのときの状況にできるだけ近づける…なんてことをしている人もいます。
以上のように、自分のアイディアを生み出した瞬間や、他人のアイディアを生み出した瞬間を真似してその中で使えるものを書きとどめておきます。
そうして書き溜めた方法を、アイディアを生み出したいときの「プレイリスト」にするのです。
アイディアを生みだしたいときは、音楽のプレイリストを流すように、ただひたすらアイディアのプレイリストをこなしていく…そうすることで、創造性が高まる状態が再現され、実際にアイディアがでてくるのです。
時間を生むやめることリスト
「時間がない」という感覚は、焦ってパフォーマンスが上がらないなどのデメリットもあって、あまり良い状態ではありません。
しかし、大抵の場合、本質的ではないことに時間を取られていることが多いのです。
それでは本質的でないこととは何か。それは、「本当にやらなければならないか」と質問をして、「No」と言えるものです。
仕事で例えるならば、「この定例会議は本当に必要か」…「No」。
「ではなぜ行っているのか」…「周知しなければいけない、もしくは同意を得ないといけないことがあるから」。
「それを解決する代替案はないか」…「回覧やメール、もしくは掲示板のようなネットサービスを使ったり、簡易的なものを開発したりする」。
以上のように、まず「会議を減らす」ということをやめることリストに加え、それを実際にやめるにはどうすればいいか…と考えていきます。
他の例でいうと、例えばWebデザインをしている人が、成功して会社を持ったものの、一人でやっていたころのように事務作業からコーディングやデザインや営業や…すべてを会社内で行っているとします。
しかし、事務仕事やコーディングが「本当に私たちがやらなければならないことなのか」と自問すれば、それは「No」でした。本当にやりたいことはデザインであり、一人でやっているときは、仕方なくすべてをやっていただけだったのです。
それが分かれば、「事務仕事やコーディング作業を減らすorなくす」ということをやめることリストに加え、例えば外注できる会社を探したり、事務作業を簡易化できるソフトや仕組みを探したり…といったことにコストをかけます。
そのコストは、将来時間に余裕をもってよりクリエイティブな仕事をこなして得た利益に比べれば、微々たるものでしょう。
それに、こういった終わりがあり、そして目に見える効果のある作業は、モチベーションをあげてくれるので、やめることリストの消化は時間だけでなくやる気まで得ることができるのです。
………
以上が4つの人生を変えるリストになります。
人は案外決意や感情を忘れてしまうものです。そのため習慣ややろうと思ったことを、時間が経つと過小評価してしまうのです。
ですので、こういったリストを作ったり、日記をつけたりして、日々の心の動きを記録していきましょう。過去の感情を、自分の心の動きをなかったことにしてしまうのはもったいないですからね。
ps
私は日記をつけています。この前ちょうど日記を始めて100日でした。なんだかうれしい。