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No.363【アドラー心理学をべースとしたダイエットコーチング】〇〇制限や〇〇禁止は〇〇のようなダイエット指導になりやすいから注意!

はいさ~い(^_^)/
那覇市でパーソナルトレーナー、オンラインでダイエットコーチ、養成講座の講師などをしている新井です。

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今日も記事をご覧いただきありがとうございます!!

今日は、アドラー心理学をべースとしたダイエットコーチングについてお話をしますね。

アドラー心理学は、ざっくりと説明すると「共同体感覚」という、みんなは仲間という哲学を土台に、「自己決定性(個人の主体性)」「社会統合論(対人関係論)」「目的論」「全体論」「仮想論(認知論)」という5つの理論があり、「勇気づけ」という手法を用いて、自分と相手がより良く生きるためやウェルビーイングの考え方を体系化したものです。

ダイエットコーチングをするときの考え方は、それらを基本として取り組んでいます。

多くのダイエットや体重管理の指導は、あれは食べてはいけない、これを食べるといい、この運動をやるべきなどというように、考えや価値観の押し付けのようなものばかりではないでしょうか。

指導をしている側からすると、〇〇という科学的根拠に則っているから自分の主張が正しいとして、押し付けではなく知識の提供をしている、アドバイスをしていると思われていることと思います。

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体重や体型は日々の生活習慣の集積なので、カラダを変えるというのは、生活習慣を変えることや、思考習慣を変えるということになります。

それをいくら科学的根拠があるからといって、こうあるべき、そうするべきというような指導をするのって宗教に近いように思います。
※宗教がいけないという意味ではない。

とくに食事については、強く思います。

イスラム教は豚肉とアルコール、ヒンドゥー教は牛肉を食べてはいけない、ユダヤ教は少し複雑な食事の仕方があるなど、それぞれの宗教によってさまざまな食事の戒律があります。

ダイエット指導の多くは、菓子類、酒類、精製された白い炭水化物類、脂質の多い獣鳥肉類を食べてはいけない指導が多いと思います。

そして推奨される食品は、鶏むね肉とブロッコリーと玄米やオートミール。

それを、やるべき、するべき、しないといけないなどと伝えて、お客さまに課す指導。

それらって、世界のどの宗教より厳しい戒律になってしまいかねないと思うのは僕だけでしょうか。

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日本人は、○×の白黒思考のように、何が間違いで何が正解かと教えてもらいたいと思われている方が少なくないので、するべき、やるべき、してはいけないなどの指導を良い指導だと思いやすいのかと考察します。

しかし、世界のどの宗教よりも厳しいダイエット指導の戒律は、人間関係を狭くする可能性がとても高いと思います。

※宗教が狭い人間関係を作るという意味ではないですし、病気の治療のためなどの場合は含みません。

アドラー心理学は、柔軟性を持たせた「やわらかい決定論」でモノゴトを考え、その人が目的を達成のために便利だと思う方法を選ぶのが最良だという考えです。

ですから何かを批判や否定することなく、こうするべき、こうあるべきなどのような押し付けもすることなく、その人がより良く生きるためやウェルビーイングを考えます。

厳しい戒律が好きな方や、それをやりたい方はそれをやればいいと思いますが、僕はそうは思わないので、どんなに強いエビデンスのあるものでも、するべきやあるべきといった押し付け指導はしたくありません。

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さまざまな選択肢とそれぞれの可能性を伝えて、お客さまの自己決定性によって自身で選んでいただく。

ダイエットや体重管理という要素還元論の部分ではなく、人生全体という全体論で考える。

お客さまが人々との共同体を大切にできて、人々と幸せに生きられるような指導をしていきたいと思います!

ということで、今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。

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