他人に振り回されない自分を作る
皆さんこんにちは。内向型心理カウンセラー/自己発見コーチのこーたです!
今回は「自分軸で生きる方法」についてお話しします。
普段、他人に振り回されてしまったり、自分を後回しにしている方に特にお役に立てる内容だと思います。
もし、「なんだか生きている実感がない」「自分のやりたいことができず、気がつけば疲れ果てている」と感じている方は、ぜひ最後まで読んでみてください。心が楽になる方法や、ストレスに強くなるためのコツをお伝えしていきます!
自分軸と他人軸の違い
まず、自分軸と他人軸の違いを理解することが大切です。
ストレスに強い人は、自分軸で生きていることが多いです。自分軸で生きるとは、文字通り「自分の価値観や判断基準に基づいて行動する」ことを指します。一方、他人軸で生きている人は、他人の期待に応えることや、他人のためになることで自分の価値を見出す傾向があります。
例えば、他人軸で生きていると、常に周りの期待に応えようとしたり、他人の指示に従って行動することが多くなります。一見、他人のために尽くしているように見えるので美徳のように感じるかもしれませんが、これが続くと自分のやりたいことが後回しになり、気づけば疲れ果ててしまうことがよくあります。
自分軸で生きている人は、自分の意思や意見をしっかりと持ちながらも、周りと調和を図って行動します。そうすることで、ストレスを溜め
ずに、自分のペースで物事を進めることができるのです。
課題の分離とは何か?
心理学者アルフレッド・アドラーの考え方の一つに「課題の分離」というものがあります。これは、自分と他人の問題を明確に分け、それぞれが自分の課題に責任を持つことを指します。例えば、他人の問題に過剰に介入せず、また自分の問題を他人に解決してもらおうともしない、という考え方です。
課題の分離ができると、ストレスが減り、心が軽くなります。しかし、これが難しいと感じる方も多いのが現実です。他人の困っている様子を見て、自分も不安になったり、相手の問題に巻き込まれてしまうことが多いからです。特に他人軸で生きている人にとっては、この「分離」が非常に難しく感じられます。
他人軸で生きる背景
なぜ、他人軸で生きるようになってしまうのか? その背景には、家庭環境や育ってきた状況が深く関わっています。特に、幼少期に親との関係が強く影響していることが多いです。例えば、親が常に子供に過干渉で、子供が自分で選択する余地を与えず、親の期待に応えることが生き延びる手段だった場合、子供は「他人に従うことで安全を確保する」という信念を持つようになります。
こうした信念は大人になっても残り、職場や人間関係で他人の期待に応えようとしすぎて、自分の時間やエネルギーを削ってしまうことにつながります。結果として、ストレスを感じやすく、自己犠牲が習慣化してしまうのです。
自分軸で生きるためのステップ
では、他人軸から脱却し、自分軸で生きるにはどうすればよいのでしょうか? そのための大切なステップをいくつかご紹介します。
①自分と他人の境界線を認識する
まずは、自分と他人の境界線をしっかりと認識することです。他人の課題に過度に介入しないこと、また自分の課題を他人に押し付けないことが重要です。他人がどう感じ、どう行動するかは、基本的に他人の問題です。自分がそれに過剰に反応する必要はありません。
②自分の信念を見直す
他人軸で生きている人は、「他人に尽くすことで自分の価値がある」といった信念を無意識に持っていることが多いです。しかし、それが必ずしも真実であるとは限りません。むしろ、こうした信念が自分自身を苦しめる原因になっていることに気づくことが大切です。
③自分の欲求に耳を傾ける
次に、自分が本当にやりたいことや感じていることに素直に耳を傾ける時間を作りましょう。自分の本当の気持ちや望みを無視していると、どれだけ他人に尽くしても満たされることはありません。自分自身に向き合い、自分の欲求を大切にすることで、少しずつ自分軸が育っていきます。
④他人の期待を手放す勇気
他人にどう思われるかを過度に気にしすぎると、自分の本来の力を発揮することができません。他人の期待を手放すことは怖いかもしれませんが、その勇気を持つことが自分軸で生きるための大きな一歩となります。アドラーの「嫌われる勇気」という考え方が役立つかもしれません。
実践例:仕事とプライベートのバランスを見直す
私は以前、仕事に全力を注ぐあまり、プライベートの時間がほとんど取れなくなっていました。特に、同僚や上司の期待に応えるために無理をして長時間働くことが当たり前になり、自分の心身の健康を後回しにしていました。その結果、仕事に対するモチベーションが下がり、心身ともに疲れ切ってしまいました。そこで、自分の健康と幸せを最優先に考え、仕事の進め方を見直すことにしました。残業を減らし、自分のペースで無理なく仕事を進めることで、効率も上がり、プライベートの時間を大切にできるようになりました。今では、仕事とプライベートのバランスが取れ、心に余裕を持って毎日を過ごせています。
最後に
自分軸で生きることは、ストレスから解放され、自分らしく生きるための大きなカギです。すぐに変えることは難しいかもしれませんが、少しずつ自分に目を向け、他人の期待に振り回されない自分を作っていくことが重要です。もし、自分ひとりでは難しいと感じることがあれば、カウンセリングを通して自分の内面と向き合ってみるのも一つの方法です。
あなたの人生が少しでも自分軸にシフトできることを願っています。
様々な媒体で発信をしていますので、ぜひチェックくださいね!
引き続きよろしくお願いいたします<(_ _)>
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?