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今日、現部署が最終日

ぼくはいま法人部門で仕事をしている。
そしてそれは今日で最終日を迎える。
2年間務めた。
明日から財務部門。

小売業に勤めながらもキャリアの中でコーポレート業務に携わることは価値があると思ってる。ここでの経験は社会との共通言語にしていき、自分の力、そしてスキルにしたいと思ってる。

では、2年間務めた法人部門での仕事はどうだったか。結果だけ見れば自社が抱えるTOP5に入るクライアントを2社経験したので良かったのかもしれない。しかし現実はわりと人に話すのは憚られる。なぜなら、その7割は否定され続けた時間だった。僕には上司が2人いる。

とても辛い想いをしたのは1人目。
チーム3人で動いていたのだが全ての価値観が合わず、お昼ご飯ではぼくは喋ることはほとんどなかった。チーム帯同型の昔ながらの考え方で、一理はあるのだがどうしても非効率な面や生産性に欠ける点があったと思う。とはいえ帯同型にもメリットはある。クライアントの意向を聞き漏らさないという点。一方で新しく入った人がやりにくい環境下があった。クライアントにとって良し悪しというのを、クライアントが決めるのではなく、その上司と、上司と同職の立場にある目上の2人が決めるからだ。さらに、上司はぼくが異動したタイミングで自分の後継者を育成するという理解のできない考えを持っていた。つまり、そのクライアントに対して今後異動の考えを捨て、一生を尽くせという考えの持ち主だった。今の時代にそんな人がいるのかと驚いたし、全く賛同ができない。僕はキャリアにおいて1つの会社でもパラレルキャリアを経験し、視点を集めたりスキルをつけることに価値を置いていた。でも、クライアントに一生を尽くせって、、、だったらそこに転職したほうがよくないか?とずっとおもってた。とかく、そんな上司だったからこそ話が通じず、自分の考えは間違っているとなど言われ、またそれに準じた扱いを受けた。人格否定や自分の物差しに沿わない人をモラハラなんてもんじゃなく、完全否定する人だった。2人目の上司の下に着いた時に、ある報告で連絡するとブロックされた。今の時代にしかも一度は自分の部下になった人間をブロックする事が人としての理解を超えていた。

↓これはその時の写真
(中国とのやり取りがあったのでWeChatがメイン連絡ツールだった)

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そんなわけで人と関わるのが面倒になり、自部門の人間には全て本音で話すことをやめた。嘘をついて、自分の考え方、プライベートを悟られないようにした。そんな時に拾ってくれたのが2人目の上司だ。


2人目の上司も1人目と同じように、1つのクライアント担当歴が長い人で同じような仕事に対する姿勢や愛情は持ち合わせていた。でもぼくはこの人に救われた。なぜなら、個性を尊重して、耳を傾けて、違うことは良いことだと認めてくれたからだ。自由に動いて良い。気持ちよくやれ。でも、そのかわり仕事はしっかり頼むぞ。真逆のスタイルだった。どこでなにをしようが干渉してこない。サボろうと思えばいくらでもサボれる環境下。この人は、サボる人もサボらない人も平等で信じてるピュアな人だった。正直一緒の価値観を持っていたとは思わないけど、他者尊重をできる人だったので、少しずつ話をしていくようになった。その結果、財務部門への異動話が上の人間たちの間で取り交わされた時に、「その異動があいつの為になるなら、あいつのやりたいことにつながるのなら減員は認める。」そう言ってくれたらしい。心から感謝している。

※ちなみに、ぼくは財務部門への希望は出していない。ただ、経営に携わりたい。経営を学びたい。経営者になりたい。という話はしたことがあるし、今回の異動を好意的に思っている。


部下は上司を選べない。
上司は部下を選べない。

だから、お互いの違いや価値観の相違を埋めるのではなく、認めて共存していくことが重要だと改めて気づいた。当たり前だけど、いざ自分の目の前に異なる価値観があった時に認めることができるだろうか。そんな事を考えさせられた2年間だった。

最後にぼくは、異動の挨拶が猛烈にきらいだ。
10時から定型文を話す。
でも、2年間お世話になった気持ちはある。
今日をしっかり生きていく。


おれ、がんばれ。

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