『いつもの雑談』というお話し
こんにちはこんにちは
つい先日
訪問先の医療機関で入院されている患者さんから
開口一番このようなご質問を頂いた訳です
『今日は天気どう?やっぱり暑い?』
窓の外に見えている今日の天気と
その窓を少し開ければ肌で感じる事のできる気温
それは
ボクたちが常日頃
直接その肌で感じることのできる事
このご質問を頂いた時
やっぱり入院生活というのは
ボクたちが想像している以上に非日常なんだなと改めて痛感した訳で
そう、例えば
・道中に猫がいたよ
・電車の車両が新しくなってたよ
・駅前に新しい喫茶店できていたよ
・駅から病院に向かう道中で道路工事していたよ
・朝顔が咲き始めたよ
・夏休みに入った小学生が元気に走り回っていたよ
まだまだ数えきれない程ある
こんな風なボクたちが普段当たり前の様に目にして肌で感じる当たり前も
そして、些細で何気ない雑談だって
入院生活を送っている患者さんたちにとって
その全てがとても新鮮で重要な情報であり娯楽なんだなと再確認した訳です
そう気付いて改めて
日常という世界を覗いてみると不思議なもので
目の前に広がるいつもの風景や日常が
どれほど素敵な驚きと感動の詰まったネタに溢れているのかという事を気付かせてくれるんだから
雑談だってそう捨てたモンじゃない
そう
どこかで誰かが言っていた
『日常は奇跡で溢れている』
『奇跡は日常的に起こっている』
って言葉はあながち間違ってはいなかったのかも知れない
そんな風な事を
ある病院で入院生活を送るお客さんが教えてくれましたよという
お話しなのでした
おしまい