『今日は何人カットした?』というお話し
こんにはこんにちは
理容師・美容師というものをやっていると
『私は(僕は)1日に最高で○○人カットした事がある』
って感じで、1日にカット(施術)した最大人数を言い合う事がある
だけど、どうもこの言い合いというか議論というかに遭遇する度に違和感を感じるというか心がソワソワする
確かに
『1つの仕事にかける時間』
というものは技術者として意識すべき事のひとつだと思う
でも理容師・美容師として本当に大切なのは
『1日に何人を施術したとか施術できる』
とかいう事ではなく
『何人のお客さまとしっかり向き合えたか』
なんじゃないだろうか
なんていう事をつらつらと書いていて
『1日に最高で○○人カットした事がある』
という言葉のやり取りにお客さまの存在が無いという事に気付いた
…と言うか、自分はその様に受け捉えていたんだと気付いた次第
つまり
『独りよがりな技術者の忙しい自慢』
のように受け取ってしまっていたんだなと
別に誰がどうとか
そんな事が言いたいんじゃなくて、もちろん仕事にはスピードも大切と言う事を十分理解したうえでのお話しとして
ことばのやり取りは人それぞれ、色々な受け捉え方をする可能性があるよねという事を再確認しましたよというお話しであり
そして繁忙期や忙しい日、忙しい時ほど
『誰もが出来る事を誰も出来ない程』
『当たり前の事を当たり前に』
やってかなきゃねって思いましたよというお話し
せっかくの『繁忙期』という知って頂くきっかけを
『忙しい』という言い訳で失客の原因にはしたくないよね
自分にそう言い聞かせた
ある忙しく肌寒い日の帰り道なのでした
おしまい