【親子でアート⑤】「枠をはみだせ!」@アリストテレスの窓 美術館
私が参画している『アリストテレスの窓』
オンライン対話型教室なので、北は青森、南は鹿児島、海外はシンガポールなど、いろいろな場所から参加してくれています。
何をやっているかというと、リベラルアーツや時事ネタなど子どもたち自身が自律して生きていくために考えてほしいこと、関心を持っていることなどのインプット授業にて考えるきっかけをつくり、それに関して自由に対話しているのです。
小1~中学生までいるのですが、大人にはない発想だったり、大人でも考え付かない深いところまで行きついたり、ファシリテートしている私がむしろ学びをもらって楽しんでいます。
「学校の先生は、全然、話を聞いてくれない」
ある男の子が、教室で打ち明けてくれました。
ひとりで30~40人も受け持って、カリキュラムもびっちりだったら、ひとりひとりの話を聴いてあげたくてもなかなか難しいのかもしれません。
でも、ここは少人数グループにこだわっているので、たっぷり話をすることができます。
「たくさん話ができて楽しかった!」
「まだ終わりたくない!(みんなで話をしていたい)」
授業テーマに限らず、オンラインでも、学校の悩みやら恋話やら、オフラインと遜色ない友人関係を築けている中、開催したリアルキャンプ。
もう初めて会ったとは思えない。
顔を合わせた瞬間に一緒に駆け出して遊びはじめてました。
大人同士もそう。
「この年になって、新しい出会いがあり、夢中になれることができて刺激的な時間でした!」
こんなことをおっしゃっていました。
今回、ある程度の余白を作り自分たちで遊びを企画(プレゼン)することもプラグラムに入れたのですが、子どもたちは目を輝かせて自分たちで遊びを作り出して楽しんでいました。
これが本来の子どもの姿なのだと思います。
他にも普段オンラインではできないことをやろうと、身体性や感覚を中心とした様々な親子プログラムも実施しました。
子どもだけの時間、大人だけの時間、親子の時間、様々なアクティビティーを一緒に楽しんで思ったことは、子どもはもちろん、参加している大人の本気の姿がかっこよかったなと!
こういう大人が身近にいてくれるしあわせを改めて感じました。
下の写真は、着火剤を使わずにその辺に落ちている小枝や葉っぱなどを使って火おこしに挑戦しているところ。
さて、本題のアート。
キャンプの中で『アリストテレスの窓 美術館』を開催しました。
台風の影響でプログラム変更したこともあり、道具は、ぱっと拾った落ち葉、色鉛筆、セロテープ、紙くらい。
伝えたことは「うまいへたじゃない。正解なんてない。枠をはみ出せ!」
30分で様々なストーリーが生まれました。
紹介しきれないけど、ほかにも素敵な作品がいっぱい!!
みなさんはそれぞれの作品からどんなストーリーが思い浮かびますか?
完成後、それぞれのストーリーを語ってもらったのですが、語るほうも聴くほうもみんな笑顔だったなあ。
なんでも温かく受け止めてもらえる空間だから、評価をおそれずチャレンジできる。
笑顔と挑戦あふれるキャンプでした!
私が教育に関わってきて問題と感じていることのひとつが、評価や正解を求めて思考や行動が止まってしまうこと。
でも、普段から答えのないことと向き合っている彼らは、生き生きと自分の感じていることを自由に表現できる。それが絵でも体を使った表現でも、言葉でも。
彼らを見ていると、将来に希望しかない。
一緒に未来を創っていきたい人。
本音で対話したい人。
考えるのが好きな人。
自分が何者か知りたい人。
これから少しずつ教室数を増やしていくので、興味を持たれた方、安心安全のサードプレイスや話し相手が欲しいかた、一度、オンライン教室に遊びに来てみませんか?
現在は定員いっぱいですが、10月からクラス増設できるように動いています。