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【子ども教育#3】スロー・リーディングのすすめ

白い壁でも、白い猫でもなく、今日は白い馬の話。

小2長男は、感受性が豊かで感情を揺さぶられるお話が苦手。

ドラえもんの映画すら、こわい、悲しい、といまだ観ることができない。

だから『スーホの白い馬』は刺激が強すぎて、悲しくて泣いてしまう。

だけど、宿題に音読があって、宿題だからちゃんと読むわけ。

つらいなら宿題やらなくたっていいのに。

せめて代わりに別の話を読むとか方法はいくらでもあるだろうよ。


さて、本題はここから。3月は教育に関して積極投稿すると決めた!


音読の宿題のあと、長男に聞いてみた。

「王様は白い馬が欲しかったんじゃないの?」

「なんで白い馬は殺されたの?」


すると、長男は、

「馬の足が速くて追いつけないから、弓で殺された」

「王様が殺した理由は書いてない」

っていうの。

いや、たしかに教科書に、直接、理由は書いていないんだけどさ。

「なんで殺したんだろうとか考えないの?」

って聞いたら、

「考えない」

「授業でやってない」

悲しい話だから、考えたくないとか、

ゲームやりたいから話を早く終わらせたいとか、

本人なりの理由はあるのだろうけど、

なにか大切なことが抜け落ちている気がするなあ。

もやもや。

小学校低学年なので他者視点での理解はまだ難しいことはわかっている。

けど、これって「王様はひどい」でおしまいになっちゃわないかなあ。

俺、正義感の塊だったから、小学生の頃、王様を許せなかった記憶あるんだよね。

親子なので、これ以上は面倒くさがられると思い、話はやめにした。


それに、「なんで?」や「自分だったら?」とか深堀りしたら、物語がいろいろなことと繋がって世界が広がっていくのになあなんて思う。

この話を国語の教科書で扱ってはいるのだけど、道徳、音楽、歴史、図工、ほかにもその子の関心や扱い方によってあらゆる学びとなる。

とにかくたくさんの名文に触れさせようとあれもこれも教科書でやろうとせずに、あれかこれかを丁寧にやれたら、もっと学びは広がり深まり繋がっていくんだろうなあ。


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