企業広告の傲慢さから学ぶべきこと【最低限のリテラシーを持つ練習】
こんにちは、コーシローです。
いきなりですが、このポップをみてどう思いますかね。
僕がこれを見た感想は、
だった。
ポップのおかしな点
僕はこのポップを見て、企業側が、
なんて思っているような、傲慢さを感じてしまった。
上記の画像のポップを見て、少しでもこの商品を買おうと思った人は、気をつけないといけない。
なぜなら、そのままだと、完全に企業側に良いように搾取されてしまうから。
多かれ少なかれ、僕たちは搾取される側であることは変わりありませんが、できればその量は減らしたい。
そのためには、企業側の広告には、どんな意図があるかを知ることが大事です。
ということでその練習として、冒頭のポップのおかしなところを、掘り下げてみることにします。
おかしい①いつ、どこで?
上記のポップのおかしいところの一つは、『いつ、どこで』が一切書いていないところ。
上記のポップの表記は、
はるか昔に紹介されてたっていい
テレビ番組という記載がないから、CMでもいい
なんていうことになる。
これを誇張すると、
なんて店側が主張してきたら、こちらは文句をいえない。
いやいや、全部当てはまるやん、だ。
そんなのを言い出したら、ほとんど全ての商品が当てはまる。
なので、できれば、
くらいの、書き方をしないといけないと思う。
これであれば、比較的最近だとわかるし、CMではなく、番組だとわかるからだ。
『いつ、どこで?』は重要だ。
おかしい②だから、なに?
上記のポップがおかしいところは、『だから、なに?』という点だ。
その商品をおすすめするのであれば、その商品を買うと、買い手にどんなメリットがあるかを表記しなければいけない。
上記のポップには、一切それが書いていない。
唯一あるとするのなら、
テレビで紹介された(いつどこでかわからない)
話題沸騰中(…ガムが?…誰に?)
なんていう、かなりうすーーーい、メリットかどうかもわからないものだけ。
『だから、なに?』というのは、買い手が一番大事にするところ。
買い手のメリットを表記していない商品なんて「誰が買うんだよ」と思う。
おかしい③使い回す気満々
上記のポップには、どの商品か明確に記載していない。
と思うかもしれない。
うん、確かに。
おそらくそのポップは、下にあるガムのことを指しているのは間違いない。
しかし、このポップは、そのガムじゃなくても使える。
たとえば、画像にあるボトルガムでも、10円ガムでも、使い回しが可能だ。
これがいやらしい。
このポップには、
なんていう、店側のいやらしさがバリバリ伝わる。
手書きで書いている、個人商店のポップを見習ってほしいと思う。
テレビで紹介されたから、の強さ
ということで、散々批判的な意見を言ったわけだが、上記のポップからはひとつ学ぶべきところがある。
それは、
というところ。
これからはネットの動画が主体になる!
テレビなんていうオールドメディアは、衰退する!
なんて、10年以上前から散々言われていることだが、このポップを見る限り、まだまだテレビの影響力は強いんだな、と思う。
なぜなら、上記のポップは、超大手の企業が出しているポップだからだ。
大手の企業が、このポップを作ることを容認して、店に出しているということは、テレビの影響がまだまだあると、大手企業の上層部が認識しているということ。
テレビの影響力は、まだまだ強い。
最低限のリテラシーを持とう
しかし、やはり上記のポップは、
という、消費者をバカにしている感じが受け取れて、癪に障る。
なので、こんなポップがあったら、買ってはいけない。
なぜなら、これを買うことで、さらに消費者をバカにするポップが作られるかもしれないから。
なんて、店側に思わていてはいけない。
『消費者リテラシーを持とう!!』
なんていう、高尚めいたことを言う気はありませんが、やはり、最低限のリテラシーは持たないといけない。
なぜなら、最低限のリテラシーを持つことで、僕らが搾取される量を減らすことができるから。
僕も自分の周りの広告は、どんな意味があるのか、まずはそんな疑問を持つところから始めようと思います。
では以上です。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!