20230215 噛まないで唾液でじわじわ溶かしつつ食べる作法のうまいせんべい
今日も9時出社。
この時間の最大の難点はいつも立ち寄るコンビニに仕入れのトラックがやってくるのが9時過ぎなので、日によっておにぎりやお惣菜のラインナップが劇的に少ないことである。
いつもはおにぎり2個にくわえ、ひじきのなんちゃらという惣菜を気に入って買っているのだけど、この時間はだいたいないので、おからのなんちゃらかほうれん草のなんちゃらでお茶を濁している。今日はほうれん草のなんちゃらを買った。
会社で配られたカレーせんべいを食べて、スパイスが効いていてなんと美味しいことか。
ずっとカレーは好きだけどカレー風味に対しては懐疑的に生きてきた。
カレーせんべいもカレーピラフも味カレーもカレー風味であってカレーではない！イミテーションである！と、拡声器を使った抗議デモも幾度となく心の中で行なってきた実績もある。
それを踏まえての先の感想である。
昨今のカレー風味のレベルはもはやカレーと言っても過言ではないだろう。美味しすぎて通常であればばりぼりと5秒ほどで食べてしまうところ、口に入れて噛まずに唾液でじわじわ溶かしながら食べた。食虫植物の手口である。
ばかみたいな忙しさながら、夜に用事があるので定時で終える。
予約が3年、4年待ちといわれる東大阪の「ら道本店」に予約を入れていて、このたび4年2ヶ月の時を経て順番が回ってきたのである。まさか本当に順番が回ってくるとは思わなかった。
19時からの予約なのでナビタイムで調べて駅に向かったら、なんとJRが遅延していて悲鳴。
遅れが5分10分と増えていき、これはもう乗り換え駅までタクシーで行ったほうがいいのかとむにゃむにゃしていたら15分遅れでなんとか電車が来た。大事なときに限って遅れるのがJRクオリティ、といってしまうと聞こえが悪いというか悪口じゃん。
お店にはちょっと遅れると連絡し、なんとか10分遅れで到着。他の車で来るメンバーも渋滞に巻き込まれて時間ぴったりに着いたらしい。なんにせよ全員揃ってよかった。
住宅街とは聞いていたが、本当にめちゃくちゃ住宅街にあるアパートの一画だった。
注文は事前にしておく必要があり、せっかくなのでラーメンに加えてアテのメニューもひと通り頼んでおいた。
店主はとてもフレンドリーで、マニュアルだろうけど一から十まで説明してくれる。
ここはラーメン屋さんではなくラーメンスープ販売専門店であることとか、自分がラーメンを食べ歩いてきてスープを自作してみようと思った経緯など、5分ほどの解説で私でも店主の伝記が書けるくらい全てを知ったような気になった。
ラーメンスープはあっさりめの豚骨ながら味の層があり、食べすすめるうちにじっくり深みがでてくる。スープ屋さんだからこそねぎとチャーシューのみのシンプルなトッピングがよく映えている。
個人的には全然アリだが、同行者はもやしやメンマのトッピングがあったほうが物理的に食べやすいと言っていて、見たら確かに麺よりもスープのほうが減っていた。食べかたも多様性ということか。
今日は残念ながら替え玉がなく、白米ならあると聞いていたが、アテをこんもり食べてしまったのでラーメンを食べ終わるのを待たずして満腹になった。それでもひとりの大食漢が白米を注文し、おすすめの食べかたである「スープにどぼん」をやってそれはそれはうまそうに食べていた。
終えてまた店主としばし歓談。
次回はアテなしで替え玉か白米を注文するぞと心に誓った。
帰宅してとりあえずストロングゼロ。
風呂に入って日記を書いて、ひさびさにべろんべろんにならずに寝る。
《タイトルを短歌にしています》
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