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空き巣?!【weekly 米栗カレンダ 20201124】

■強盗もどき

突然、我が家の玄関のドアがガチャガチャと鳴った。

誰かが開けようとしている、しかも乱暴に。

(空き巣狙い?いや、ご、強盗?!)

こういう時、一瞬頭の中が真っ白になるくらいびっくりするものなんだな…なんて思いつつも、3歳の男子が怖がるので「大丈夫だよ」と声をかけてから、玄関ののぞき窓から外を見ることに…

と同時にインターホンが鳴ったので出てみると、「○○だけど。○○だけどね。」としきりに名乗るばかりで、要件を言わない。夕刻の寒い時間なのにTシャツ一枚のご老人だった。

夫に出てもらうと、どうやらこのご老人、ご自分の家だと思ってうちのドアを開けようとしてガチャガチャしたらしい。そしてここが自分の家じゃないとわかったら、今度はどこが家なのかわからない、と言う。部屋番号も忘れてしまって、「マンションの真ん中あたりだったんですがね。ということは覚えていると言う。

夫はそんなご老人に付きそって、家まで送ってさしあげた。

その後、3歳男子はしきりに、

「なんでおうちがわからなくなっちゃうの?…ちょっと、こわかったね。」

と感想を述べていた。

■愛を叫ぶ!

「僕が好きなお姉さんはね、Mちゃんって言うの」

と、幼稚園の年上の女の子の名前を教えてくれた彼。(彼の幼稚園は縦割り保育なので、違う学年の子と一緒に遊ぶ機会が多いのだ。)さらに、

「Aくんがいれば、バスの中もこわくないの。Aくんが、大好きなの。Aくんは材木運ぶトラック(ミニカーの)も持ってるの!」

と、大好きな2歳年上のお友達について熱く語る彼。

誰かを我が物にしたいなどと思うこと無く、ただ「好き」だと語れるなんて素敵なことだなあ、なんてオヤは思うのでした。

そして最近になって、

「……パパがちょっと好きになってきた。」

よ、よかった!(しかし、ようやく?)

■愛読書

最近の3歳男子の愛読書は、『14ひき』シリーズ。

言わずとしれた(?)大家・いわむらかずお先生の大人気シリーズ。

これを5,6冊読まないと寝てくれない。

それにしてもこの絵本、見れば見るほど描き込まれた自然と家族それぞれの個性が素晴らしくて、何度も読みたくなる子の気持ちがよく分かる。文章はシンプルすぎるほどシンプルだけど、家族という集合体が、大自然の中でどうやって生きていくのかが(スマホもテレビもない場所で)ほんわかした世界のなかにしっかり描きこまれているのが素晴らしい。

ではまた来週!

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