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こんな日が続けばいいのに

今日は土曜日。
子どもたちの数は、
いつもの三分の一になる。

平日はできない仕事をちゃちゃっと済ませて
たくさん子どもたちと遊ぶことができる。
人数も少ないから、一人一人との距離も近い。

土曜に児童クラブにくる子どもたちは
家庭に事情があることが多い。
ひとり親であったり、
祖父母に育てられていたり。
中には母親からの愛情をなかなか受けられていない子もいる。

先日、ひとりの女の子が言っていた
「ママ、いっつも携帯触ってばかりだもん」
どきっとした。

子どもは親や先生、大人のことをよく見ている。
そして自分のことを見てくれているのか、
愛してくれているのか、
よくわかっていると思う。

やらなければならない仕事が山積みだと
つい
「ちょっと待って」
と言って
子どもを後回しにしてしまう。

送迎にきた保護者が
「いま忙しいから」
と子どもと目も合わせずに立ち去ってしまう場面もよく見る。

子どもたちは無意識のうちに傷ついて
つらいということを態度で示そうとしているように思う。

嫌なことがあるとすぐ物にあたってしまったり
心にもないことを友達に言ってしまったり
暴力的になってしまったり。

大人からみて「困る子」ほど
本人が「困っている」のだと
子どもたちの実態を目にして改めて感じた。

土曜日に児童クラブに来る子の中にも
きっと「困っている」子どもたちがいる。

少人数であれば、今日のように
一人ひとりと関わる時間が多くなるが、
平日だとそうはいかない。

もっと、一人ひとりと関わって
その子の抱えているものを
少しでも楽にできたら。

もっと子どもたちへ
愛を伝えていけたら。

そんなことを
子どもたちと遊びながら考える一日だった。



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