岳南鉄道に乗って
昨年11月、静岡県富士市で、竹の染色をやっている友人を訪ね、小旅行に出た。私の実家は、静岡市。静岡県は横に長いので、東部にある富士市に行ったのは数えるほどしかない。吉原駅で、名古屋の先輩と待ち合わせ。ローカル線の岳南鉄道に乗れるのがうれしく、懐かしい厚みのあるレトロな紙の乗車券を眺める。晴れた空に、富士山、工場が並んだ光景は見応えがある。
岳南鉄道に揺られ、吉原本町駅に着くと、富士の友人が迎えに来てくれた。ランチは、吉原のご当地グルメ、つけナポリタンをいただいた。
友人の染色工場で竹の染色を見学。難しい染色技術を確立し、製品としての使い道や販路を模索中だ。一輪挿しや照明を想定し、渋い色合いが多かったが、明るい色にも染められるそう。
最後は、富士市名産の紙バンドと手芸の店、カミレオンカフェへ。紙バンドは裂いて、編み込むことで、バッグなどを作れる。100色以上の色鮮やかな紙バンドが揃った店内は圧巻。私たちは、店長に教わりながら、初心者でも作れる箸置きを作った。手芸は苦手だけど、自分で作ると、やはり愛着がわく。
ローカル線と小さな商店街。そこが地元の友人にとっては、当たり前のことでも、私には新たな発見の連続だった。めったに会えない2人との、豊かで、楽しい秋の一日だった。