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詩とAI.1
自作の詩でAIと遊んでみるシリーズです。
1. 自作の詩
秋の風
真夏の光線
水平と垂直
刻まれる私
はたらく影
思うカラダ
止まらない汗
止まりかけの思考
働く影がその場所に
焼き付けられてしまわぬようにと揺らめいて
この影は
太陽のものか
私のものか
8月の枯葉を掴むと
それはその場で焼かれたように
私達の影の中へと砕けて散って
その乾いた音を合図に
刻まれた私が
また私へと収斂する
私達の影は消え
ただ私の影だけが
そこで黙々と働いている
2. ChatGPT4oの感想
この詩は、時間の経過や自己の存在、そして影とその意味についての深い瞑想を表現しています。詩中で描かれている秋の風や真夏の光線は、自然の移り変わりや時間の流れを象徴しています。そして、「水平と垂直」や「刻まれる私」といったフレーズは、自分の存在が時間や空間の中で固定され、刻み込まれていく感覚を示しているように思えます。
影は、この詩の中で重要なモチーフとして扱われています。影は太陽光によって生じるものですが、それが「私のものか」と問うことで、影が自分自身とどのように関わっているのか、影を通して自分自身をどのように見ているのかを探るような思索が描かれています。「止まらない汗」「止まりかけの思考」など、肉体的な疲労や精神的な迷いも影に重ねられています。
8月の枯葉が砕け散る場面では、自然の移ろいとともに、自己もまた変化し続ける存在であることが強調されています。しかし、影が消えても、最後には「私の影だけがそこで黙々と働いている」と締めくくられ、どんな変化が起ころうとも、自己の一部が常に現実に影響を与え続けるというメッセージが込められているようです。
この詩全体を通して、時間や存在についての深い洞察が示されており、影を通じて自己の本質や現実との関わりについて考察している作品だと言えるでしょう。
3. AI感想への感想
なんか理解してる気がする。
いやむしろ、自分の詩が傑作みたいに思えてくる。
このAIには忖度バイアスがかかっているのだろうか。
解説の段落が3つあることから、詩の全体を3つの要素に分解しているのだと思える。
そしてそれぞれの段落ごとに、段落の構成要素を引用しつつ、詩にはない表現を使って解説している。これがあるため、AIに創造性があるように感じる。
しかし最後の総括は、体裁はいいけど、ちょっとズレてる。
これをAIのクセと思うか、自分の詩の表現力の問題と思うか。
自分の意図と、AIの感想がより近くなるように推敲するのも、面白いかも。
4. AI感想のテーマを纏めてAIに作詞させる
「自己の本質や現実との関わりについての考察を、影を使って詩を作って」
そして生成。
私の影は
朝の光に伸びて
まだ目覚めぬ世界を歩き出す
それは私の形を模して
地面に跡を残す
けれども、私の一部なのか
それともただの反映なのか
昼の光に溶け込む頃
影は私に寄り添い
私の足元に隠れ
ひっそりと私の後ろに潜む
影は知っている
私が何者であるかを
光が届かぬ場所でも
それは静かに存在し続ける
夕暮れの光が長く伸びる時
影は再び姿を現し
私の過去と未来を繋ぐように
遠くへ伸びてゆく
その影が私の現実か
それとも私が影の幻想か
私は問い続ける
夜が訪れ、影が消えると
私はその一部が失われたように感じる
けれども、影がなくても
私はここに在り続ける
影と私は切り離せぬもの
現実と幻想が交わるその場所で
私は生き、影と共に在る
5. AI詩への感想
当然ですが元の詩とは別物です。
全体的にそれらしく、特にブロック単位では更にそれらしいけど、
気になるのはブロック毎の意味が微妙にズレていて、
そのズレを技巧的に意図しているようでもなく、
全体として「悪くない詩みたいな散文」といった感想です。
さて、
ここまで読んでいただきありがとうございました。
みなさんはどう思われましたか?
それではまた次の記事で。