見出し画像

Ep.2 休職を経験して感じた、病院選びの最低限のポイント

こんにちは!
4月がスタートしましたね🌸
新年度で忙しかったり、新しい環境に緊張したり、、
特にこの一週間は疲れも溜まりやすかったと思うので、週末はゆっくり自分を癒して褒めてあげる時間を作っていきましょう~👌

さて、休職に至るまでのことは前回書いたので、
今回は心療内科を受診したときのことと、休職4か月を経過した現在の通院に関する悩みをまとめてみました。

>>>休職に至るまでの話はこちら


こんにゃくんの病院選びは失敗だった!?

メンタル不調のときって何科に行くの?

今までメンタル不調で病院に行ったことがなかったので、
「何科を受診すればよいのか?」を調べるところからスタート。

こころの症状を扱う診療科には『心療内科』と『精神科』があり、
対象となる症状には重なる部分も多く、基本的な治療についても大きな違いはないそう。
二つの違いを挙げるとすれば、

心療内科:こころが身体へ影響を及ぼす「心身症」が主な診療対象
精神科:統合失調症やうつ病、双極性障害などの「精神病圏の疾患」が主な診療対象

心療内科とは?受診前に知りたい選び方や費用。カウンセリングや治療内容をご紹介 (sakuraclandco.co.jp)

私は『精神科』という響きがすごく重たく感じて嫌だったので、
『心療内科』で検索することにした。
(しょーもない理由っぽくも見えますが、私のように感じる人は多いようで、敢えて『心療内科』と名乗っている病院も多いらしい💦)

病院の口コミは不安を煽る

心療内科に行けば良いことが分かったので、以下の条件で探すことにした。

  • 徒歩で行ける距離

  • 診断書を即日発行してくれる

  • 仕事後にも受診できる

  • 当日予約ができる

徒歩圏内の心療内科を調べたが、「先生にこう言われて傷ついた」などの
あまり良くない口コミが多かった。
自分の診察ではどんなことを言われるのかな…
厳しいこと言われたら嫌だな…
そう考えたら、病院に行くのがどんどん不安になった。。

また当日予約の場合は病院に電話しないといけず、『電話する』というのが当時の私にとってはめちゃくちゃハードルが高かった。
結局あれこれ悩んだ結果、電車で25分ほどの場所にある、口コミが少なくてネット予約ができるクリニックを選ぶことにした。

担当医からのまさかの一言「更年期の症状みたいねw」

病院に向かうまでの間に何を話すか事前にまとめるようにした。

  • いつからメンタル不調を感じていたか

  • 何が原因になっているか

  • 誰に相談したか

  • どんな症状があるか(身体面、精神面)

病院に着いてから自分の順番が来るまでの間、ドキドキそわそわする気持ちを落ち着かせるためにも事前にまとめたメモを見返した。

私の担当医は50代くらいの女性の先生だった。
診察の順番になり、診察室に入ってからもそわそわしていた私に
事前に入力した問診表を見ていた先生が最初に放った言葉は
「情緒不安定、意欲低下、性欲減退って更年期の症状みたいねw」だった。
衝撃的すぎて、なんて返せばよいか分からず苦笑いしかできなかった。。

最悪な先生にあたってしまったかもしれない…
こんなことを言う先生に自分の悩みを話しても分かってもらえないのでは?
そんな気持ちにもなったが、私が状態を話さないことには診察してもらえないのでメモしてきた内容をチラ見しながら伝えた。
先生は私の話をパソコンに入力しながら聞いていたので、ちゃんと聞いてくれているのか心配になったが、「仕事を頑張ってきたんですね」と言われ、
メンタル不調になってしまった状況を理解して、これまで自分が頑張ってきたことを認めてもらえたことに安心した。

考え方を変えてくれた言葉

先生はそのあとも私の話に適宜アドバイスや客観的に状況を整理しながら話を聞いてくれた。
キャリアアップを目指して頑張ってきたことを肯定してくれた一方で、
キャリアのためなら無理してでも頑張る生き方をしたことで病気になってしまったのだから『生き方を変えるタイミング』だとアドバイスをくれて、
ハッとさせられた。

それまでの私は「市場価値を上げなければ!」「キャリアアップしてもっと稼げるようになる!」という価値観で生きてきた。
そのためなら自分を犠牲にしてでも頑張ってきたが、限界がきて適応障害になった。
限界がきてしまったのは自分の能力不足だから、これまでとは違う方法で市場価値を上げてキャリアアップできるように頑張れば良いと考えていた。
でもそうではなくて、そもそもの「市場価値を上げる」「キャリアアップして稼ぐ」という価値観自体を変えるタイミングだと気づかされたのだ。

休職は甘えでも挫折でもなく、新しい道に進むきっかけなのかもしれない、
そう思うようになったのは初診からもう少し先のことだが、この時の先生からの言葉がなければ自分の価値観を変えてみようと思わなかっただろう。

「更年期の症状みたいねw」と言われたときは失礼な先生だと思ったが、
良くも悪くも裏表がなくさっぱりしていて、私の話に対してもストレートに言葉を投げてくれる先生だった。
診察前は毎回「今日は先生になんて言われるかな…」と少しドキドキするが、診察後にはいつも前向きな気持ちになって帰宅していた。
おそらく、私は昔からハッキリ言ってくれるタイプの友達や会社の人が好きだったので先生とは相性が良かったんだと思う。
結果的に私の病院選びは正解だった。

経験して感じた、病院選びの最低限のポイント

病院を探そう、と思った時にはすでにメンタルはやられていることが殆で、
落ち着いてゆっくり比較検討なんてする余裕がないと思う。
実際に経験して感じた、病院選びで事前に確認すべき最低限のポイントは…

1⃣ 通える場所か?

メンタル不調の場合、一度の通院で治るものではなく、何度も通院してカウンセリングや治療を受けることで改善していきます。
なので、通院できる距離にある病院を選ぶことが大事。

2⃣ 診療時間が自分の生活に適しているか?

自分のライフスタイルでも無理なく通えるかが大事なので、診察時間も事前に確認しておくと良いです。
診療時間を調べておくことで、平日の日中に通えない、土日しか時間が取れない等の悩みを解消できる。

3⃣ 診断書が即日もらえるか

病院によって診断書の発行までにかかる時間が異なります。
できるだけ早く診断書が欲しい場合は、診断書を即日発行してくれる病院を選択すると良い。
また、休職して傷病手当金を申請する場合にも、書類を渡したその日に記載して返却する病院もあれば、次の診察時までに記載して返却する病院もあります。
どちらの書類においても、書類が手元にないと各申請を進めることができないので、スピーディな対応が好ましい場合は即日対応できるか事前に確認しよう。

4⃣ 口コミは当てにしすぎない方が良い

メンタル不調に関しては、継続して通院する必要があり、
その都度自分の状態に関して医師に話して診察してもらうことになるので
自分に合う信頼できる医師と出会うことが重要。
そのため病院の口コミを調べてから行くか判断することがあると思うが、
口コミは当てにしすぎない方が良いです。

同じ病院の医師に対する口コミでも、
「話を聞いてくれない」「偉そうに言われた」との口コミもあれば、
「話を引き出してくれた」「ハッキリ言ってくれた」と口コミもある。
どの口コミも書いた人が感じたことであって、どれも本当のことなんだと思う。
人それぞれ相性があるように、医師との相性だってもちろんある。
その医師が自分に合うか合わないかは受診してみないと判断できない。
なので、口コミの情報に惑わされすぎず、上記のポイントを満たす病院があればまずは受診してみてほしい。

現在の通院に関する悩み

さて、初診こそ衝撃的だった通院だが、信頼できる先生と出会えて満足していたある日のこと。
「担当医の先生が退職することになった」と病院から突然の連絡が…😰

通いなれてきた病院だったのでそのまま代わりの先生に診察してもらった。
私の話を「うん、うん」聞いて共感してくれる先生だったが、暖簾に腕押しのように感じてしまいこのまま通院し続けて症状が改善していくのか不安になった。

担当医が変わったことでより実感したのは、メンタル不調の病院選びは本当に難しいということ!
メンタル不調での通院は信頼できる先生と出会えるかどうかにかかっていると言っても過言ではないし、先生を信頼できるかどうかは相性にもよるから口コミだけでは判断できない。
「相性の良い先生に出会えたらラッキー!」くらいの気持ちで、必要以上に慎重にならずにまずは通いやすい病院を訪ねてみるのがベターなんだと思う。

と言ったものの、今後の通院をどうするか今も決めきれないでいる。。
もう少しこのまま代わりの先生に診てもらうか、担当医を変えてもらうか、はたまたこれを機にもう少し通いやすい場所の病院に変えるか。
先生と合わないように感じているなら変えた方が良いんだと思っているが、変えるとなるとそれはそれで不安で腰が重い。。

果たして、こんにゃくんはどんな選択をしたのか!?
信頼できる先生と出会えたのか!?
それはまた改めてnoteにまとめられたらなと思います🍢
(良い先生と出会えてますように。。)

それでは、みなさん良い週末をお過ごしください😊


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?