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「孫子の兵法」に学ぶスピーチ(全編)

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孫子の兵法13篇を、スピーチ(広い意味での言葉の運用)を成功させるための方法論という観点で意訳。合わせて現実の事例に即して解説 巻末付録①「ミニ講座 スピーチライターの実務に学…
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「孫子の兵法」に学ぶスピーチ 空気に色を付け「見える化」する技術(はじめに)

はじめに  中国の古典である兵法書「孫子」ですが、数千年という時の流れを経ても、いまだに…

「孫子の兵法」に学ぶスピーチ 空気に色を付け「見える化」する技術(目次)

目次 はじめに 1.始計篇 2.作戦篇 3.謀攻篇 4.軍形篇 5.兵勢篇 6.虚実篇 7.軍…

「孫子の兵法」に学ぶスピーチ 空気に色を付け「見える化」する技術(1.始計篇)

 スピーチやプレゼンテーションは、あらゆる人間関係において、主導権を握ったり、リスクを回…

「孫子の兵法」に学ぶスピーチ 空気に色を付け「見える化」する技術(2.作戦篇)

 スピーチも内容や種類によっては、準備に時間がかかり、経費も多くかかる場合がある。人前で…

「孫子の兵法」に学ぶスピーチ 空気に色を付け「見える化」する技術(3.謀攻篇)

 およそスピーチの原則としては、世界を変えるというよりも、一人一人と対話するという思いで…

「孫子の兵法」に学ぶスピーチ 空気に色を付け「見える化」する技術(4.軍形篇)

 過去にスピーチを成功させた人の多くは、まずリスクを想定した上で失言する可能性を減らし、…

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「孫子の兵法」に学ぶスピーチ 空気に色を付け「見える化」する技術(5.兵勢篇)

 スピーチを行うに当たって、大勢の聴衆を相手にしていても、まるで1人の相手と対話しているように納得感を持って受け止めてもらえるのは、スピーチの組み立てがうまくいっているからである。  大勢の聴衆とやりとりしても、仲の良い数人を相手するように話がはずむのは、効果的なフレーズが功を奏しているからである。  大勢の聴衆がユーモアやアドリブにうまく反応してくれ、場の雰囲気を自在にコントロールさせることができるのは、「聞き手に応じて表現を変える」応用と、「組み立てを考え、失言を回避する

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「孫子の兵法」に学ぶスピーチ 空気に色を付け「見える化」する技術(6.虚実篇)

 およそスピーチを行うにあたって、早い段階で形を作り上げて聴衆の反応をリサーチしたり、ラ…

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「孫子の兵法」に学ぶスピーチ 空気に色を付け「見える化」する技術(7.軍争篇)

 スピーチやプレゼンの段取りは、ライバルや聴衆の情報収集や分析を行いながら進めていくわけ…

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「孫子の兵法」に学ぶスピーチ 空気に色を付け「見える化」する技術(8.九変篇)

 ライバルの存在を意識したスピーチやプレゼンテーションを行うにあたっては、次の原則を守ら…

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「孫子の兵法」に学ぶスピーチ 空気に色を付け「見える化」する技術(9.行軍篇)

 スピーチやプレゼンにあたっては、「自らの得意なやり方で話す」「ライバルや聴衆の状況をつ…

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「孫子の兵法」に学ぶスピーチ 空気に色を付け「見える化」する技術(10.地形篇)

 前篇「9.行軍篇」において、スピーチやプレゼンにおいては、「自らの得意なやり方で話す」…

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「孫子の兵法」に学ぶスピーチ 空気に色を付け「見える化」する技術(11.九地篇)

 戦場の特性とその戦い方について、『孫子の兵法』では9種類に分類しており、それぞれの戦い…

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「孫子の兵法」に学ぶスピーチ 空気に色を付け「見える化」する技術(12.火攻篇)

『孫子の兵法』では、火を使って敵を攻撃する方法、「火攻」の方法について、5種類に分類している。 1.【火人】「兵営にいる兵士を焼き討ちする」 2.【火積】「兵糧の倉庫を焼き討ちする」 3.【火緇】「武器や装備品を運んでいるところを焼き討ちする」 4.【火庫】「お金や資材の倉庫を焼き討ちする」 5.【火墜】「橋などの人が往来するところを焼き討ちする」  さらに、「火攻」と呼応した兵の出し方について、以下の5とおりの変化に従うよう説明している。 1.敵の中に潜り込んだ味方の放った

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