リアル&心にできた 魚の目(ウオノメ) は地味に痛い
右足の裏に、10年越しの魚の目(ウオノメ)がありまして。
魚の目とは皮膚の角質化して硬くなったタコのようなもので、中心に芯のようなものがあり、それが皮膚の奥の神経を刺激する厄介なあいつの事です。
これが痛い
地味に痛い
原因は合わない靴、悪い姿勢や歩き方のクセ、元々の骨格が影響する場合も。足を長期間圧迫したり、摩擦などの刺激が加わるためできるのだそう。
10年ほど前まではストッキングにハイヒール、スーツ姿で片道1時間半の満員電車に揺られ通勤していました。扁平足のぼてっとした足を、細身でオシャレなハイヒールにぎゅむむと押し込むように履いて、靴擦れなんかもしょっちゅうでした。
魚の目は間違いなくその時できたものです。
それが今だに痛むとはびっくりよ…あなどりがたし。
まいにち、窮屈な靴を履く
我慢しようと思えばできてしまう。何でもない事だけど、長いこと積み重なる事で確実に体の負担になっていたんだなぁ。
ちょうど足が痛みだした頃は仕事で成果を上げようと躍起になっていた時期で、体の違和感に気づけなかった…いえ、気づかないフリをして強行突破をしていました。
そういう事、ありません?他にも。
たとえば、心のこと。
魚の目は地味に痛いけど、目に見えるし、治療法もある。
皮膚科や整形外科に行けば取り除いてくれるでしょう。(←メスで切り取られる絵面が怖すぎて行けないのですが)
でも、ちょっとした無理が祟ってできてしまった心の魚の目は、治すのが難しいと思うのです。
過去に派手に心を壊してしまった事があって。
それは薬と入院が必要だったのでちょっと別の話なのですが、でもやっぱり目に見えないという厄介さは一緒なんですよね。
薬や治療法もないから自分で向き合うしかなくて、
こじらすと長い間苦しむ事になってしまう。
リアル魚の目を根本的に治すには、歩き方や姿勢のクセ、靴を変える必要もあるように
心のクセ、認知、価値観を自分を楽チンにするものに変えなくては痛みからは解放されない。
私の心には、”魚の目” があります。
心のクセが原因で感じる痛み
その痛みを放っておいて、摩擦が繰り返される事で出来てしまった、根の深いしこりです。
その元凶、原因は、対人関係で何かあるたび自分が全て悪いと感じる”思い癖”です。
低すぎる自己肯定感と言い換える事もできます。
社会人は、大人は、後輩は、女性はこうあるべき
という社会的なプレッシャーや価値観、それによって作られた自分の価値観が 窮屈なハイヒール だとして
そこに合わせようと無理に自分を押し込んだ結果、摩擦が繰り返され心の魚の目になってしまった。
それがあっても歩けるし何とか元気に過ごせるのだけど、忘れた頃にふいに傷んだりするんですよね。
今悪い刺激があるわけじゃないのに、自然には治ってくれないの。
たいしたオチもないのだけど、そんな最近の気づきでした。
体も心も、痛みを感じたらちゃんとその時にケアしてあげた方がぜったい自分が喜ぶからね。自分に言い聞かせるために、書き残しておきました。
そんな痛みも自分の一部だ!とまるごと受け止められるようになったら、素敵かもしれません。ふふふ。