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なぜ予防医学が必要?

予防医学についてこれまで学んできたことのを少しづつ公開して行きたいと思います!

そもそもなぜ予防医学が必要か!ということをまとめました( ´ ▽ ` )


長寿大国だから素晴らしいとは限らない!?世界からみた日本

まずはこちらのグラフ📊から!

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※厚生労働省HP参照


平成29年前の死亡者数は、

1340397人

上位10位はこのようになってます!

1位 癌

2位 心疾患

3位 脳血管疾患

4位 老衰死

5位 肺炎

6位 不慮の事故

7位 誤嚥性肺炎 

8位 腎不全

9位 自殺

10位 血管性認知症他

この現状からわかること

☑︎上位1~3で51.4%の死亡率=2人に1人の死因が癌、心疾患、脳血管疾患で亡くなっている。つまり家族で誰かしらはここに入る可能性大。

☑︎老衰死7.6%で、約16~17人に1人の割合。

☑︎医療は進歩しているはずなのに、癌による死亡率は明らかな増加傾向。

☑︎癌細胞は突然細胞が突然変異したものであり、本来は自分の中でつくられたもの。いくら治療方法ができても、根本を見直さなければ、病気になる人は増える。

ざっくりまとめると、病気の原因のほとんどは生活習慣によるものであるため、病気にならない生活習慣を築き上げていくことが大切!!という事です!

長寿大国だから素晴らしいとは限らない!?世界からみた日本


今、日本は、世界からみても治安も良く、衛生状態も整っていて、ITも発達中、人気上昇中。健康の面から見てみるとこんな感じです。

□平均寿命 女性が2位男性が3位

※男女ともに1位は香港

□65歳以上の人口 27.7% 世界ダントツ1位

□15歳以下の人口 12.6% 世界ダントツ1位

□薬剤消費量(国民1人当たり)第2位(世界市場の9%)


※1位はアメリカ。抗生物質やタミフルなどの一部の薬剤は世界市場でみて半数を日本人が飲み干しているΣ(゚д゚lll)

□寝たきり老人数(65歳以上のうち寝たきりの割合)第1位


*スウェーデンは4%。寝たきりの人を探す方が難しい。日本は施設を建てても建てても足りない。

注目すべきは次の項目!!!

□病院の数(国民100万人あたり)第1位 


※1位 日本70 2位米国18

日本の病院は8500施設

クリニック 100000施設

歯医者 70000施設あると言われています。

こんなにも病院クリニックは沢山あるのになぜいつも病院は混んでいるのか。

原因の一つとして

"病院のコンビニ化"が挙げられます。

3時間待って病名「加齢です」

薬が大好きな日本人。風邪を引いたら風邪薬。お腹壊したら胃腸薬。受診者の多くはもちろん何かしらの症状があって診断もらいそれに準じた治療を受けます。しかし、不定愁訴で受診した多くの人は先生から

「加齢だから運動してね、しっかりバランス良い食事してね!」


「うーん、ストレスだと思うからまずはゆっくり休んでみて」

て言われるのが現状。病院で勤務していたので、よくあるパターンでした(−_−;)

社会保障が厚いことはいい反面、

日本人の病院、医者、薬への依存度を上げているといっても過言ではないですね(^◇^;)

国民医療費40兆を超える

今この段階で家計の40%が医療と介護と薬で消えていると言われています。しかも5年後は医療費は約60兆に増えるらしく、、、、


ほとんどの人がいつかは病気になり治療が必要になる。その治療費でお金が消えていくなんて、、、、、やばすぎますね( ̄◇ ̄;)

自宅に眠っている残薬問題

厚生労働省によると、潜在的な残薬は年間500億円分に上り、薬剤師の管理や指導によって400億円分は改善できると推計されていますが、、、とんでもない額ですよね。。。。

無駄になった薬が国の財政を圧迫しているとゆうことを一人一人が考えるべきだと思います!

ちなみに、持病で内服が手放せない人が入院になった場合には、入院中は新たに病院から処方されたものを投薬し、退院時にはまた次の外来分までの処方が出されることが多いので、その繰り返しをすることで自宅に残薬が大量に眠っているとゆう人も少なくはないです。

実際に、病院勤務の中で、入院になった方におうちにある薬を持ってきてもらうこともあるのですが、その際、紙袋どっさりいれてくる方もいました。薬でお腹いっぱいなるんじゃないかと思うほど大量に飲んでる患者さんもいます。(^◇^;)

残薬などで無駄になっている費用を、本当に必要な治療のために回せればいいんだろうと思いますがなかなかそう簡単にはいきません( ;´Д`)

平均寿命は長いが健康寿命は短い!?

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健康寿命とは「介護を受けたり病気で寝たきりにならず自立して健康に生活できる期間」のことです。日本人は男女ともに、平均寿命マイナス10才くらいが健康寿命と言われています。人生の最後10年間弱は誰かに頼らないと生きていけないとゆうこと。

これまでに沢山の要介護状態の方々の現状を見て来たのもあって、介護される生活なんて考えたくありません。( ̄◇ ̄;)

私は元々多趣味だし、おばあちゃんになっても毎年旅行したいとおもってるし、要介護状態なんてまっぴらごめんです∑(゚Д゚)なので目標は老衰、ぴんころライフ!!!静かに息を引き取ることを夢見て毎日生きてます笑 

予防医療の必要性

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多くの人の理想はほとんどこのイラストの左側、

つまり「治療が必要なゾーンには無縁の生活」

だと思います。特に身体や心の症状もなく、あったとしても急は要さない。自分は元気、大丈夫!そう思っていると思います。

ほとんどの人は病気にならないと健康の大切さには気付かないので、、、、。

いざ治療が必要なゾーンに入ってしまうと、そこでやっと後悔し始めます。

病気の辛さ、治療や、副作用に苦しむ患者さん、病気になった途端に代替療法や民間療法にすがる患者さん、どんなに治療をしても持ち堪えられなかった患者さん、

これまで、沢山の患者さんを見てきました!


患者さんも辛いのは確かです。

でも、その大勢の患者さん達のケアや、毎日の膨大な記録や検査や処置、術後管理、謎の係活動、サービス残業etc...

諸々含めて、看護業務を精一杯こなして、その日の受け持ち患者さんの全ての責任を負って、毎日血眼で病棟を走り回るのもそこそこに大変でした。

看護師は何でも屋さんなので、時にはおじいちゃん患者さんにケータイの使い方も教えます。

リモコンの電池も変えます。

たまにテレビの修理もします。

その人の生活を支えること全般が看護、とは言っても、人手不足による疲弊で、正直患者さんが増えると、その人たちを診る医療職の負担もとっても増えます。

だから、色んな意味を含めて「患者減ってくれないかなぁ、、、、」てのが看護師の心の声です。


そんなことからも、

治療が必要なゾーンの人、薬や病院に頼る人を少しでも減らしたいと思いましたᕦ(ò_óˇ)ᕤ

今や国家予算にものすごく影響を与える医療費の削減のために、国も色々と対策し、動き出しています。

コロナの経済への影響などもあり、それどころじゃないかもしれませんが↑

でもいくら国が色んな政策を取り始めたからといって、

自分の身体は自分しか守れない。

薬や治療で救われる命も沢山あるけど、そればかりに依存してはいけないと思います。

自分でしっかりと健康管理できる人を増やすべく、今予防医学を勉強しているので、どんどん周りの人にも伝えていきたいなと思っています(^ν^)

もちろん、これまでは苦しむ患者さんだけでなく、素敵だなって思う患者さんもいて、その方は100歳超えても、ちょっと物忘れがあるくらいで、自分でご飯を食べて、トイレに行って、少し手伝ってもらってシャワーを浴びて、よく寝る、素敵なおばあちゃんでした(^-^)♪

「あんなふうになりないよね〜可愛くボケたいよね〜」と、スタッフから注目の的だったのを覚えています(o^^o)


そんな素敵な出会いもあり、おじいちゃん、おばあちゃんになっても美味しいもの食べられて好きなことができて、健康で楽しく過ごせること、それが一番の人の幸せなんじゃないかなって思いました( ´ ▽ ` )!!

今は元気だから大丈夫!って思ってる人にこそ、予防の大切さを知ってほしいなと思います!!


ざっくりでしたが、予防医学の大切さについての話でした♪

読んで頂きありがとうございました(*´ノ皿`)