田植え 美味しいお米の育てかた#037
ここまでシリーズでご覧いただきありがとうございます!
美味しいお米の育てかたもいよいよ後半です。
ついに田んぼの花形作業である
田植えについてです。
①苗を育てる
②田んぼを整備する
これらを並行して進め、万全な状態で行うのが理想的です。
自家採種から解説していますのでこちらも参考にしていただければと思います。
苗がいよいよ4葉目に差し掛かってきたら
もうほとんど今シーズンの稲作の7割は終えています。
頼りになる苗を植えるというのは田植えも楽しいですし
田んぼの整備ができていればそのあとの成育もスムーズになります。
田植え
個人的に田植えは手植えが一番好きです。
私事ですが
そのために他の面積を機械で済ませて
最後に2畝(車6台分の駐車場と同じくらい)ほどの田んぼに入って
毎年必ず手植えしていました。
アジア的日本人的な原体験を体感するためです。
ちゃぽんちゃぽんとか
鳥のさえずりとか
空に響く遠くの道路のざわめきとか。
トラクターのエンジン音と振動から解放され
その場の音響空間に腰をかがめてひたすら
田植え。
胸が空くような心地よい時間にリフレッシュすることができます。
さらに、苗の育ちも手植えが一番育つ気がします。
深さや角度がいいのか
生体エネルギーが通い合うのがいいのか
理由はわかりませんが手植えはよく育ちます。
それを真似た田植え機のセッティングにしてみたり
学び→応用→分析を繰り返して
大きな面積に取り入れるものはないかを常に探したりして
機械での田植えも工夫することができます。
手植えのコツ
あまり深く植えすぎず
かといって倒れてしまわないように植えるのがポイントです。
手植えの場合は品種にもよりますが
約 30cmx30cmの尺角植えが理想的です。
その場合は田んぼの表面に農具などを使い
縦横線を付けていきます。
一般的に「ころがし」と呼ばれています。
その線に沿って
後ろ向きに苗を植えていきます。
昔は「結」といって
集落全員で皆それぞれの 田んぼを手植えしていきました。
機会による田植え
田植え機に苗箱を設置し、田植えを行います。
田植えも代掻き同様
最後に外側を周回するため
あらかじめコースを想定してスタートします。
田植え機の操作は技術が必要です。
回数をこなすと慣れてうまく植えれるようになります。
こればっかりは経験です。
また、田植え機にAIなどが搭載されている場合は
まっすぐ植えることができますが
そうでない田植え機の場合は
まっすぐ植えられていない
除草機が入ったときに稲を掻き込んでしまうので
田植えは集中力を要します。
繰り返しになりますが
田植えは最後の代かきの次の日か
その次の日には植えるようにしましょう。
今後の除草作業がよりスムーズになります。
続く
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