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こんにちは、蝉です。映画撮ります。

友達と映画を撮ることにしました。

今日も、ぽかぽか陽気の春を楽しむこともせず、映画用のシナリオを書いて今夕方の18時。疲れた頭で書いています。ぱやぱや。

小学校5年生のときに初めて小説(というかあれは童話なのだけど)を書き上げてから、うん十年。私はずっと創作し続けてきました。

いわゆる「一次創作」ではなくとも、頭の中でずっと物語を作り、映像化していたし、ほそぼそと、ながらライター業を続けてきたのでね。ずっと創作してきました。一番創作にのめりこんでいたのは、映画を作り続けていた大学4年間。そして今でも、その頃の友達と会ってる時間が一番楽しい。

半年前に転職し、大きめの企業で仕事をするようになって日常的に創作することがなくなって、本当に、本当にストレスがすごくて。

たぶん、私は本能的に四大欲求を持って生きてるんだと思います。

食欲、性欲、睡眠欲、そして創作欲

三大欲求はうち2つが満たされると残り1つの欲が落ち着くらしいですが、確かに私、創作欲が満たされていると性欲とか食欲が落ち着くんですよね。睡眠欲は、常に一番上に君臨し続けてますが。

今の仕事も、創作の側面がないわけではないんですけど。やっぱり、自分の頭の中のイメージを具現化する仕事ではないというか。するべき仕事を自分の創作してきた知識・経験フィルターを通し整えるイメージです。

ここ最近、この「創作欲が満ちない」ストレス発散のために、自分の生活が乱れつつあることを感じていました。
食べ過ぎたり、恋愛ならぬ恋愛に手を出して女の子扱いされてみたり。

でもどこかむなしい、苦しい。本気で創作してた苦しみより、創作できない苦しみの方が辛かった。

そんなとき、タイムラインに偶然流れてきた私設文学賞「古賀コン」に参加してみたわけですね。

うん。とても満たされました。

創作に向き合う皆さんと関わり、自身も創作し、創作されたものを評価する方の声を聴き、あまりに満たされたんです。その直前にいろんな大学の卒展に行ってたので、溜まってたのもあるかもです。

古賀コンでも、大学時代の自主制作映画でも、私の作品が名誉ある賞を撮ったりとか、評価されたりしたことは、ないです!(堂々)

もちろん個人的に良かったと言ってくださる方がいたこともあって、それはとっても嬉しかったです。いわゆる将来につながるとか、お金がもらえるとかね、そういうことは、一度もなかった。

でもね、誰かから評価されることがモチベーションとか創作活力につながるっていうことじゃないんだと思います。私の場合。誰に見てもらえなくても、誰に届かなくても、それでも作り続けていたい。

評価されなくていい。
なんでもいい。

私は自分が自分であるために創作し続けないといけないし、創作し続けないと多分幸せに生きられない。評価されないと創作を続ける意味がないなんてことはない。ずっと、ずっと地中で自分の心と体を生かすための創作をしてるだけでいい。

10年地中に埋まってて、地上での儚すぎる7日間の寿命を交尾もせず終える蝉がいたとして、その命をバカにする人なんていない。

私は、地上で陽の目を見ることがなくとも、創作し続けないといけない人間でした。やっとわかりました。

なので、映画を撮ります。
楽しいです、人生がとても。

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