初めての「唐津くんち」体験記 ー 佐賀の魅力再発見
佐賀から唐津へ向かう旅
今日は初めて「唐津くんち」を見に行ってきた。半日佐賀市内を観光して、その後、唐津へ移動。地図で見ると、佐賀市が県の南寄り、唐津は北寄りに位置していることを改めて知り、思いのほか距離があることに少し驚いた。また、佐賀市と福岡の南にある柳川が近いことにも驚いた。
唐津の街の雰囲気と活気ある若者たち
唐津に着くと、街には独特の活気があった。特に目立ったのは、祭りに集まった若い人たちの多さ。少しやんちゃな雰囲気で、いわゆる「マイルドヤンキー」とでもいうのか、地方ならではの明るいエネルギーがあふれていた。東京ではなかなか見られないこの空気に、新鮮な驚きを覚えつつ、独特な魅力を感じた。
唐津くんちの歴史と迫力 ー 地元の誇りを支える若者たち
いよいよ「唐津くんち」が始まった。祭りでは町ごとにグループが分かれ、それぞれが山車のようなものを運ぶ。この行事には男性が主に参加し、力強く声をかけ合いながら進む姿には、どこか神聖な雰囲気とパワーがあった。どうやら唐津くんちはユネスコの無形文化遺産にも登録されているそうで、実際に目の当たりにすると、その迫力に納得せざるを得ない。
また、意外だったのは、参加者が若い世代中心であること。地方の祭りというと、年配者が引っ張るイメージがあったが、唐津くんちではむしろ若者が主役だった。横笛を吹く少年たちがいたが、練習の成果もあり、上手に笛を吹いていた。伝統を大切にし、自分たちの町を誇りに思う気持ちが伝わってきた。
日本の伝統を守り続けてほしい
唐津くんちを通して感じたのは、このような伝統行事がいつまでも続いてほしいという願いだ。日本には、他の国のように文化が外から侵されることなく守られてきた歴史がある。だが、少子化が進む中で、こういった行事が続くのかという不安もよぎる。
しかし、唐津くんちに参加する若い世代がしっかりと受け継いでいる様子を見て、日本の文化と伝統はまだまだ健在だと感じた。そして、自分が日本人であることに、少し誇らしさを覚えた。
活気にあふれる佐賀の新しいイメージ
今回の佐賀・唐津の旅で、私の中の佐賀のイメージが大きく変わった。九州の中でも過疎化が進んでいるという印象が強かったが、実際に訪れてみると、若者が多く、活気に満ちている姿に驚いた。福岡出身として佐賀のことをやや軽視していたかもしれないが、、、その魅力を改めて感じた。