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#18 味方を増やす

息子が別室登校から教室登校するためには、問題が山積みでした。
電子機器より強力な依存関係にあるお友達との関係が大きな壁になりました。

そして、その不登校仲間の親御さんから…

「来年は、○○(息子)くんと同じクラスにしてください。じゃないと家の息子が教室登校できないので。」

こんな連絡を学校にする人がいるんだと心の底からビックリしました。

その子の担任の先生は、子どもたちの良き理解者みたいな顔をして、「いいですね」なんて勝手に返事をしていた様子。

息子の担任の先生から「○○(息子)くんの来年のクラスについてお話があります。不登校なのに進学コースに通っていることをよく思わない保護者からクレームが入りました。進学クラスから一般のクラスに下げるようにとのことなんですが…」と…。

「○○(不登校仲間)のお母さんが学校に来年はみんな一緒のクラスになれるようにお願いの連絡をしてあげたって言ってたよ。」
と息子からも聞き、「何て勝手な!」ってすごく腹が立ちました

一緒のクラスになりたいからって、息子の在籍しているコースのレベルを下げるようにクレームまでいれて、私には何の連絡もせずに勝手な行動をして、自分の意見を押し通そうとする根性がすごく許せなかった。

不登校から再登校させるために、どれだけ毎日頑張っていると思ってるんだ!
昼夜逆転させて好き放題ゲームさせて、ワガママ放題に息子を振り回して、お宅の息子さんの行動には迷惑がかかりっぱなしだ!
これ以上迷惑をかけるのはやめてくれ!
お願いだから、これ以上関わらないでいただきたい。

この親の思い通りには絶対にさせない!と決意を固め、私の気持ちを伝えるために担任の先生との面談をお願いしました。

先生と面談するにあたって、私の気持ちをしっかり伝えるために、コンプリメントの本を新しく購入し先生に手渡そうと考えました。
それから、ニコニコ笑顔で明るく余裕を持った行動をして、先生に私が実践している方法を理解してもらえるように気持ちを整えました。

学校へ向かう途中、学校に通えないで苦しんでいる不登校の子どもたちが笑顔で登校できるイメージをして、不登校も再登校できることを知ってもらい、不登校に対する先生たちの意識も変えてもらえるように最善を尽くそうと心に決めました。

面談のとき、私はまず最初に先生に宣言をしました。
「息子は必ず教室登校します。他の不登校の子たちとは違います。私は息子を再登校させる力がありますのでご安心ください。」

それから、先生のことをたくさんコンプリメントしました。
先生もコンプリメントの本に関心を持ってくれて、先生の教育や生徒に対する情熱もたくさん伝えてくれました。
それから、
「今日は家に帰ったら奥さんに、たくさん褒めてもらったって自慢します」って面談の最後にニコニコ笑顔で喜んでくれました。

息子が1人でも別室登校を続けていたり、勉強したノートを先生に提出したり、息子が今まで頑張ってきた行動をとても評価してくれました。

「うるさい保護者はいるけど心配しなくて大丈夫ですよ。進学コースから一般コースに変更なんて私がさせませんよ。安心してくださいね。」

先生に私の気持ちがしっかり伝わって本当に良かったです。

先生は、私が渡した本を読んでくれて、学校の先生たちの本棚にも置いてくれました。
そしてその後、不登校になってお困りの親御さんにも本を紹介してくれるようになりました。

私の熱意が届いた先生は、この担任の先生と保健の先生だけでしたが、二人の先生からは、
「他の不登校のお子さんとは明らかに表情も違うし行動も違いますね。」
と声をかけていただけました。



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