グルテンフリー麺を探して
グルテンフリーのパスタは存在します。
そういった種類のものを使えば、小麦不耐性の人もパスタを食べることができる。
レンズ豆だとか色々な代替え品を使った麺がありますが、私はとうもろこしや米を原料としたグルテンフリー麺を色々試しました。
一番最初に買ったのは、通常の小麦パスタでよくカルボナーラやアマトリチャーナに使うブッカティーニを買っているこのメーカー。
スパゲッティとリングイーネを試しました。
通常ゆで時間茹でただけでも切れやすい。
残念。
私はリングイーネが好きなので、唯一見つけたグルテンフリーのリングイーネがあまり使えないのは残念です。
ただ2回目リングイーネを買ったら、今度は驚くほどはぶちぶち切れない。
不思議。
そしてバリラ。
まあだいたいはオッケーなんだけど、何周か回って今回また買ってみたらまたぶちぶちと切れて…
私はスパゲッティの麺を重曹で少し長めに茹でることで中華麺のようになったものを焼きそばのようなメニューに使うことがあります。
今日の昼に会社で食べるために、昨夜作った海鮮焼きそば。
調理後時間が経った上に電子レンジで温めるという悪条件もあってか、というかもう容器を開けた瞬間から麺はぶちぶち切れていて、思い起こせば焼き上がって容器に入れる時も切れつつあったような…?
箸を進めるごとに、ベビースターラーメンの太麺版かのようにぶちぶち麺が切れてもはや麺だったのかわからないくらいになり、箸では食べられないレベルに。
申し訳ないけど食べ切れずに捨てました。
グルテンフリーパスタは、茹でる時にもあまりかき回さないように気をつけたり、ソースを絡める際もあまり触れません。
バリラはタリアテッレも試しました。
ちょっとパスタらしさは少ない気がするんですが、太い平麺だし多少切れてもまだ麺として存在できている気がする。
あと、なぜか麺表面には軌道が数本刻まれていて、トラックのような溝があります。
米ととうもろこしの粉を麺として成立させるための知恵でしょうか。
こういったパスタメーカー以外にも、オーストリアのSparのプライベートブランドのパスタも試してみました。
この製品ラインはグルテンフリーと乳糖フリーの製品がお手頃なのですが、ここのグルテンフリー小麦粉やグルテンフリーシリアルも買っています。
このスパゲッティも、可もなく不可もなく。
あんまりデリケートではなく扱いやすいけど、標準湯で時間だとちょっと堅い気がする。
一番パスタとして成立しているなと思うのが
これ。
私の職場の程近く、ハルインチロルに本社があってそこで製造している地元メーカーRecheisのスパゲッティ。
この麺で中華風調理をして(茹でた後に野菜と炒める、味付けをする)もヘタレないし切れづらい。
一番おすすめかも。
ちなみにイタリアに行った際に何箇所もスーパーを回りましたが、そもそもグルテンフリーパスタが売ってなかったです。
パスタコーナーにあることもあればグルテンフリーシリーズで売り場がまとまっていることもあるのでくまなく探しましたが、ない。
また今度別の都市に行ったらスーパーを見てみますが、驚くほどの種類のパスタが売っているイタリアのスーパーで、一つも見つからないグルテンフリー。
イタリアでグルテン不耐性だったら生きていくのが辛そうだ。
総括
グルテンフリーで美味しいパスタを見つけるのは難しいとはっきり言えます。
はっきり言ってどれを食べても小麦のパスタよりは美味しくない。
しかも種類が少ないです。
あるのはスパゲッティ、フジッリなどのショートパスタ、ラザニア、が主流。
私の好きなリングイーネやブッカティーニはほとんどのメーカーが出していません。
家で麺類を食べる洗濯肢としてグルテンフリーパスタを何種類か試してきたけど、
一つ買うと5食分は入っている麺を買うには毎回少々勇気が要ります。
作っても作ってもぶちぶちと麺が切れたらかなり士気が下がります。
麺がぶちぶち切れるのって実際目にしてみると衝撃が強いです。
すこーし箸で触るだけで木っ端微塵になっていく麺。
しかも小麦のパスタより高いし。
そう考えると、もうパスタ自体を家で食べることをやめた方がいい気がするんです。
私は別に小麦アレルギーではなく、ただ消化の負担を減らすFODMAPにならって小麦製品摂取を控えているに過ぎないので
家ではパスタやラーメンは食べず、
たまに会食や旅行した時には美味しい麺料理を食べるというふうにメリハリをつけた方がいいかなと思いました。
こうしてグルテンフリーパスタを色々試した後に、小麦パスタを使ったら違いが顕著だろうな。
ちなみに、小麦粉が入っていない十割そばもぶちぶち切れます。
しかも温そばだとまずいので、ざる専用。
小麦粉って、素晴らしい食材なんだね。
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