キアゲハの羽化を見守った件。完全変態って凄い!
※虫が苦手な方はご注意ください。イモムシ画像あり!
私は虫が平気なタイプ。むしろ好きである。ガチャガチャでアゲハ幼虫をゲットするくらい。アゲハの種類は違うけど。
プランターのパセリに幼虫がいても、食べ散らかす事を毎年黙認。しかし、今年の夏は問題発生。パセリが足りないっ!
イタリアンパセリ(中サイズ)にビッシリ。需要と供給が合っていない…。
イタリアンパセリ横のパセリ(ミニサイズ)も一晩かからず食べ尽くし、さつまいも(キアゲハは食べれない)に移動していた。
卵から蝶になれる確率は0.6%らしい。私はしばしの間、ペットとして育てようと決めた。
ツンツンしたらオレンジの触覚を出し、臭い液で防御。虫の生態はミラクル!
丸ハゲになったパセリに残っていた4匹をプラスチックケースに入れ、高めのスーパーで買ったパセリをイン!
無農薬は売っていなかったので、安心安全アピールしていたパセリをよく洗ったのだけど…。あんなに食欲旺盛だったイモムシ達は食いつかず。
翌日は、少し食べた様子の1番小さな個体が死んでいた。申し訳ない…。恐いね…。
しかし3匹は無事にサナギに。↑着替え中。
綺麗な緑から枯れた茶色になり、心配してたけど、2週間は見守ることに。
その後、マンションの階段部分にもサナギを発見し、うちのパセリを食べた子だろうし、危険な場所だったので保護。
手帳に書くほど、生き物係力を発揮(笑)。
いろいろ情報を集め、プラスチックケースでは羽化時に捕まるところがなく羽化不全になる危険性があるようで。ダンボールやサナギポケット(落下防止)で工夫した。
もちろん猫がイタズラできない場所へ(笑)。
2週間+1日で1匹。+2日で3匹が無事に羽化。前日になるとサナギが透けて模様が見えるのでタイミングがわかる! 美しい!
蝶になったばかりの羽はシワシワで濡れている。約3時間かけて羽をパタパタして乾かしていく。
サナギの中にあるのは下痢のような体液。空を飛べる軽い身体になるように水分を出す。
早朝が羽化タイムとあり、ほぼ徹夜で見守ったけど、うちの場合は昼近くの10時位が多かった。ちなみに羽化は一瞬でなかなか見れず!
外に移動させるのはどうすれば? 羽を掴むやり方は野蛮で嫌いだし…と悩んだけど、蝶は賢かった。
指を差し出すと自ら乗ってくれる。尊い!
蝶になってからの寿命は約2週間。
食べ物も植物から花の蜜に変わり、交尾できたら、200個もの卵を産んで、消えていく。
イモムシで出会った7月が終わり、今は8月。あの時の蝶たちは、もうこの世にいない頃。儚いな、蝶の一生。
窓越しの関係も悪くないけど、部屋に入れてペットのような関係になると、愛しさがわくなぁ。貴重な体験をありがとう!