noteが使いやすくなった件
先日、“noteがスクリーン・リーダー対応の改善をした”と公式から発表があった。
これは、私にとってとても嬉しい。
私のパソコン・スマホの使い方
私は、眼が見えない。
人の顔や文字はおろか、光すら見えない。
目の前に広がるのは暗闇。
そんな私がパソコンやスマホを使うとき、必要になるのが“スクリーン・リーダー”。
詳しくは上記のnote公式が出した発表に説明書きがあるのでそちらを参照いただきたいが、端的に言うと“画面上のアクションを音で出力する機能”だ。
具体的に私が使っているのは、Apple製品(iPhone、iPad、Mac、Apple Watch、Apple TVなど)に標準で備わっている“VoiceOver”という機能。
このVoiceOverは、各OSのアップデートで日々使いやすくなっている。
使っているデバイス
iPhone X R
MacBook Air(M1, 2020)
noteを利用するとき
そんな私がnoteを使って(記事を見る、記事を投稿する、コメントするなど)いる時、いつも不思議に思ったり、困ったりしている事があった。
たとえば記事の見出し。
スクリーン・リーダーが読み上げるときに参考になるのがHTMLというWebページを書くための文書。
スクリーン・リーダーは、Webページの特定の要素(見出しやリンク、リストや表)間を移動することができる。
noteの記事内で各クリエイターが付けた見出しに移動するとき、記事タイトルが“見出しレベル1”なのに、記事内見出しが“見出しレベル3”になっていた。
“1”の次が“3”になっていて、文書構造として適切でなく、とても違和感を感じていた。
また、記事内の目次の見出しレベルが“4”になっていて、こちらも適切でなかった。
また、アカウント設定ページの“メール通知設定”などが、スクリーン・リーダーではOn/Offできなかった。
これは、自由に通知など設定をカスタマイズできなかったから、かなり困っていた。
また、記事投稿画面で“見出し画像を設定するボタン”や、noteのページ上部の“検索、メニュー、通知”などに、適切なラベルが付いていなかった。
たとえば、“通知ボタン”なら“Notificationボタン”、“投稿ボタン”なら“Createボタン”、“プロフィールメニュー”にいたっては、“ボタン”と読み上げられ、理解不不能であった。
上記に挙げた例は、今回の発表でかなり改善された。
noteアクセシビリティチームの皆さんへ
いつも、さまざまな改善を実施してくださりありがとうございます。
今回、noteがアクセシビリティに取り組むと発表があったこと、とても嬉しく思っています。
noteがアクセシビリティに取り組むことにより、私のようなスクリーン・リーダー使用者だけでなく、身体や認知に困難さを感じる人や読字障害や書字障害など、いろいろな“多様性”に応えられるサービスに近づいていくと思います。
どんな人もnoteというコミュニティに制限無く参加できるように、これからも、さまざまな改善を実施していただけると嬉しいです。
スクリーン・リーダー向けの改善、とても嬉しかったです。
ありがとうございました。
これからも、期待しています。