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Psy Borg2~飾り窓の出来事~

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オリジナル小説「Psy-Borgシリーズ」の第二弾「飾り窓の出来事」。 毎日連載でアップしている小説をまとめています。 「ラブドールを抱ける店”飾り窓”で俺は『ルナ』に誘われた…
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#ラブドール

Psy-Borg2~飾り窓の出来事㉔ 最終回

「ちょっ!店長」 呼び止めるレイジの声がかすかに聞こえる。 やつらの企みは成功した。 こ…

Psy-Borg2~飾り窓の出来事㉓

何をする気なんだ。 俺は何も知らされていない。 「納品されている商品は全てAIが仕込まれて…

Psy-Borg2~飾り窓の出来事㉒

「昔勤めていた月島さんってのは天才でね。義手や義足をただの補助用具として捉えずに、その人…

Psy-Borg2~飾り窓の出来事㉑

「店長の家、まるで反対側じゃないですか?なんでこんなところにいるんです」 訝しげな様子で…

Psy-Borg2~飾り窓の出来事⑳

俺は部屋の明かりを消し、もう一度ベッドに潜り込むと、目を閉じた。 シャー シャワールーム…

Psy-Borg2~飾り窓の出来事⑲

それから数日は何事もなく過ぎていった。 一人きりにならないように、なるべくせわしなく動い…

Psy-Borg2~飾り窓の出来事⑱

俺は薄暗い部屋の中、戯れに買った雑学のムック本を読んでいた。 副島氏のインタビュー記事と一緒に、偶然並んでいた本「カバラ秘術大辞典」と言う本だ。リョウスケの話に興味があったので、ついでに買っておいた本だ。普段ならばたいして読みもせず、ポスティングされたチラシの山と一緒に水曜日の古紙回収日を待つことになる。 ほかの章には目もくれずに、ゴーレムの項目だけを読み始める。 そもそもゴーレムとはヘブライ語で胎児を意味し、カバラ秘術によって作られる主人の命令だけを忠実に実行する自我

Psy-Borg2~飾り窓の出来事⑰

仕事が終わり明け方近く、レイジは家に戻ると、何も言わずに自分の部屋へと向かった。 父であ…

Psy-Borg2~飾り窓の出来事⑯

ドアの隙間から見たその光景は、まるで神話の一場面を切り取っているかのようだった 「ルナの…

Psy-Borg2~飾り窓の出来事⑮

行為後のむせるような生臭さは、いつまでたっても慣れることがない。 ましてやここには男の欲…

Psy-Borg2~飾り窓の出来事⑭

(嫌な本が置いてやがるな) レイジは机に置いてある本を見つけ拾い上げると、顔をしかめてペ…

Psy-Borg2~飾り窓の出来事⑬

「よりによって2人とも遅れるってどういうことなんだよ」 俺は行き場のない怒りを呟きながら…

Psy-Borg2~飾り窓の出来事⑫

はじめて女を知ったのは中学の時だった。 親があてがった家庭教師と関係をむすんだ。 そのイ…

Psy-Borg2~飾り窓の出来事⑪

店に向かう前にいつも立ち寄る古本チェーンでいつもとは違う棚を眺めていた。「起業人…起業人と」ブツブツ呟きながら雑誌を探す。先日リョウスケに教えてもらった副島社長のインタビュー記事が載っているバックナンバーを探していた。 「面白いからさ、読んでみろよ」 あの時コースターの裏に書いたメモを頼りに雑誌を探した。雑誌そのものはすぐに見つかったもののバックナンバーを探すのにひどく手間取ってしまった。 特集は「華麗なる転身」まるで畑違いの分野から別の分野で成功した人が特集されており