私だけの生成AIになればいいのにとあなたは私に言う。現代詩。
なあ
好きっていう
トゲは
愛してるって
イバラの
先端部分なのかな
はみ出した
愛情は
ただの
暴力と化すのかな。
化学を
化け学と言った
あなたは
必要以上に
わたしを
愛する。
声が届かないところにいても
あなたの
愛情は
トゲの先端の痛みを
わたしに
残し続ける。
あなたの
感情は
暴力ですか。
あなたの
思いやりは
わたしのなかに
のめりこんだ
トゲがまだ
深く
深く
刺さっていくように
感じるから。
余裕がない
わたしは
ただの
道化師のように
笑いながら
愛してる
愛してると
言ってる
ただの
応用の
聞かない
AIのよう。
むしろ
わたしの
なかにある
トゲが
のめり込み
その
反射で
答える
ブリキの玩具。
それか。
パブロフの犬の如く。
そんな
わたしに
あなたは
いう。
私だけの生成AIに
あなたは
なればいいのに。
わたしは
そうかもしれないと
ただ
肯定する。
なあ
好きっていう
トゲは
愛してるって
イバラの
先端部分なのかな。
トゲを生成してるのは
あなたで。
それを
臨んでるのも
あなたで。
けれども。
たぶん
依存してるのは
わたしで。
わたしが
あなたを
作り出しのかな。
あなたという
生成AIを。