『左ききのエレン』 ピリオードをうちに

何かにならなきゃ・・・

退屈すぎる

生きていけねぇよ・・・

声が聞こえたでしょう

その声に従って

天才と

凡人の違いを

認めながら

その声に耳を塞ぐ

私は

それを認めたくない

凡人だと

額(ひたい)に

その烙印を押されたとして

もともと

何が正しいか

何が素晴らしいかなんて

何も決まってない

ピカソは

生きていた間は

評価されなかったはず

あまりの

衝撃を感じる

ゲルニカには

私は何も感じなかったの！？

ヒマワリには

何も感じなかったの！？

あの

耳を削いだ

ピカソの

自画像

私は

何も感じなかったの！？

うそに

ウソを

重ねないで

認める心を

裏切らないで

本当の美(いのち)に

本当の感動は

すぐ私の目の前にあるはず

目を背(そむ)けないで

私は私のはず

その心の楔は

自分の覚悟次第！

私以外の私にはなれない

夢の中で

信じていた

私は私以外の

なんでもなれる

それは

子供の時の

夢の続き

私は私以外には

なれない

私は私以外には

けして

なれない

だから

こそ

私は

私で

勝負する

まわりに

否定されても

何もかもが

敵でも

私は

私を

否定しない

私は

私を

肯定しない

そうしないと

生きている

意味がない

何かにならなきゃ・・ ・

退屈すぎる

生きていけねぇよ・・・

それが本当の心の声

その声は私にしか聞こえない

その声は

本当の声

この世界は

私の世界

モブになれない

私の声

私の生(せい)

さあ

ピリオードを

打ちにいこう

私の物語の

始まりの烙印を刻みに