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生まれてから10年間カンボジアに住んでたカンボジアと日本のハーフ高校生が語るカンボジアの文化や、観光地について

カンボジアといえば、美しいアンコール遺跡や美味しい食べ物など、魅力的な観光地がたくさんあります。本記事では、そんなカンボジアについての文化などを詳しく解説します。まずは、アンコール遺跡の魅力や歴史について解説します。さらに、住んでたからこそおすすめするカンボジア料理や、現地の人々の生活など、現地ならではの魅力もご紹介します。さらに、観光スポットや、現地の交通手段など旅行者にとって役立つ情報も満載です。カンボジアへ旅行を予定している方や、興味を持っている方にとって、必読の一冊です。

カンボジアについて

本題に入る前にカンボジア🇰🇭についての説明を軽くしていきます!
カンボジア(カンボジア王国)は東南アジアのインドシナ半島南部に位置する人口約1600万人の国です。

人口約1600万人で、公用語はクメール語です。主要通貨はリエル(米ドルも使われる)で、東南アジア諸国連合(ASEAN)に加盟しており
日本からの経済支援も多く親日国であると言われています。主な観光地はアンコールワットがあるシェムリアップやリゾート地であるシアヌークビル、東南アジア最大の湖トンレサップ湖、首都であるプノンペンなど様々な観光地があります。


アンコール遺跡の魅力と歴史

世界文化遺産でもあるアンコール遺跡は12世紀初頭、当時の王であるスールヤヴァルワン2世により30年以上の期間をかけて建立されたヒンドゥー教寺院です。当時は王の権威を示すため、王が代替わりしたことを示すため、そしてご先祖様を祀るため、新たな王が即位するたびに新しく寺院が作られました。アンコール遺跡もその一つです。

王の死後、アンコール王朝が終焉を迎え、隣国のシャム(当時のタイ)からの影響が強くなり、16世紀にはヒンドゥー教寺院から仏教寺院へと改修されました。そのため現在のカンボジア人の90%以上が仏教を信仰しています。

そんなアンコール遺跡の魅力はなんといっても世界最大の仏教寺院であるため実際に見たときの迫力と自然と調和された美しさがすばらしく訪れた人をとても魅了します。またアンコール遺跡は季節や時間によってその表情を変化するところもポイントの1つです。アンコールワットの美しさは、時には神々しく、時に洗練され美しさを見せてくれます。さまざまな角度から神秘的な姿に出会うことができるのが魅力的です。

生まれてから10年間もカンボジアに住んでたのにも関わらず実は1回も行ったことがない...

実は私は生まれてから10年間も現地に住んでたのにも関わらず、アンコール遺跡に訪れたことがないのです(笑)。とても恥ずかしく、日本に引っ越してから思ったことはあの時行けば良かったとすごく後悔してます。カンボジアの親戚や従兄弟から話を聞くとやはり一度は行ってみた方が良いらしく、訪れた人にしか味わえない臨場感やオーラを感じることができるそうです。今度カンボジアに戻る機会があれば是非行ってみたいものです。

10年間、首都プノンペン住んでたからこそ分かる本気でおすすめするカンボジア料理5選


カンボジア料理と言われてもあまりパッと頭に浮かばない人も多いと思います。今回はそんな皆さんにカンボジアに行った時に是非食べて欲しいカンボジア料理を5選紹介していきたいと思います。

1.東南アジア式ラーメン
『クイッティウ』

タイ料理でもあるクイッティオティウですが
実はカンボジアにもあります。
主に魚介系のスープを使用しており、牛肉、
豚肉、魚のミートボールなどと混ぜて食べます。味の感想としてはすごくあっさりしてて、日本のラーメンほど味は濃くないです。麺は
細麺でスルッと軽く食べれちゃいます。
何度食べても飽きない味で、飲食店や屋台などで食べることができます。

クイッティウ

2.カンボジア式サンドウィッチ
『ヌンパン・パテ』

クメール語でパンは『ヌンパン』であり
パテとはカンボジア風ハムです。
フランスパンを使用しており、挟むものは
カンボジア風ハムのパテ、特製バター、特製ペースト、きゅうり、チャーシュー、
特製ソース、パパイヤの漬物などが挟まれてます。この食材の中でキーとなる食材は主に3つあり、1つ目は特製バターです。普通のバターと違い甘めに加工されてます。このバターだけをフランスパンに塗って食べても美味しいくらいしっかりとした味で仕上がってます。2つ目はパテで、日本にはない独特の味を楽しめます。3つ目はパパイヤの漬物です。『パパイヤの漬物?』と混乱する人もいるでしょう、しかしこのサンドウィッチはこの漬物に救われていると言っても過言ではありません、それくらい他の食材との相性が抜群で食感も良いです。
これも主に屋台で食べることができます。

ノンパン・パテ

3.超シンプルな料理
『バイ・サイチュルック』

クメール語でバイ・サイチュルックとは日本語に例えると豚飯という意味になります。
名前の通り味付けされた豚肉とご飯、その上に目玉焼きが乗っている風な料理となっています。特製スープといっしょに提供されることが多いです。この料理の特徴は様々な食べ方が
あるということです。自分がよくする食べ方は
豚肉とご飯と目玉焼きをその場でしっかりと
混ぜて食べる方法です。混ぜることによって
肉の味が強調されより美味しくなります。
その他にもスープと混ぜて食べる方法や、混ぜないで普通に食べる方法などいくつかあります。この料理は屋台や飲食店で食べることができます。現地の人たちは朝のモーニングとして食べることが多いです。

バイ・サイチュルック

4.日本では中々食べることができない、『カエルの丸焼き』

カンボジアではカエルの丸焼きを食べることができます。名前だけ聞いたらグロそうに聞こえますが実際に食べてみるとめちゃくちゃ美味しいです。写真を見たら分かる通り本当に、カエルをそのまんま味付けして焼いただけです。
味は鶏肉みたいであっさりとしてます。
若干骨が多く感じるかもしれませんが、気にせず食べることができ、食感はボソボソとしてる感じです。自分は屋台や飲食店で食べる機会は少なかったですが、家庭料理として食べる事が多かったです。よくカンボジアのおばあちゃんが作ってくれました。
※↓画像グロいと感じたらすいません

カエルの丸焼き

5.カンボジアスイーツ
通称『プァエム』

クメール語でプァエムとは甘いという意味があります。プァエムとはカンボジアスイーツの総称であり、スイーツ1つ1つにも名前があるのですが、種類が多すぎて10年間住んでましたが全ての名前を覚えることはできませんでした。
そのくらいたくさんの種類があり、どれも特徴的でとても美味しいです。例えばカボチャをフルに使ったカボチャプリンや真っ黒な寒天を使ったプァエムやバナナを使ったプァエムなど東南アジア特有の材料などが使われてます。
屋台などで売られていることが多く値段も比較的安いので見つけたら様々な種類を食べてみてはいかがでしょうか。

屋台で売られてる様子
さまざまプァエム

住んでたからこそわかる現地の人々の生活の様子


人々の移動手段

まず人々の移動手段についてなのですが鉄道や電車がないため大体の人がバイクを使って移動します。その次に多いのが車や東南アジアでよく見られる3輪タクシー『トゥクトゥク』などを使って移動する人達です。バイクを使ってる人が圧倒的に多いため歩道にもバイクが走るという状況がしょっちゅう起こります。なので、
歩道を歩く時はとても気をつけなければいけません。海外に移動する際は基本的には飛行機ですが、隣国のタイやベトナム、ラオスに移動する時は長距離バスを使用する事も可能です。
ちなみにトゥクトゥクの運転手は観光客相手だと異常に値段を高く設定してくる場合があるのでその時は値下げ交渉をしてみましょう。
意外と値下げしてくれることが多いので大変かもしれませんがチャレンジしてみると良いです。

バイクの数がすごい
道路が無法地帯になりがち

食事、外食について

食事についてですが、現地の人たちはカンボジア料理を食べる事が多く、家で作って食べるか屋台で買って食べる事が多いです。街には日本食屋や、中華料理店、タイ料理店など様々な国の料理店があるためカンボジア料理しか食べれないわけではありませんが、やはり現地の人たちの大半はカンボジア料理を食べる事が多いです。ちなみにカンボジアには大きなイオンが
3つあるのですがそこで日本食や
カンボジア料理を食べる場合もあります。

屋台で売られている魚の丸焼き
カンボジアにある日本料理屋

日用品や食材の買い出しについて

現地の人たちの大半は地元の市場などで日用品や食材、衣服を調達してます。その他にも最近できた3つのイオンがあるためそこで買う人も居ます、ですが市場で買った方が全然安いため大半のひとは市場で揃えます。
日本の調味料やお菓子などを買う際にイオンを活用してる人が多い印象です。
その他にもスーパーマーケットなどがいくつかありますがこれもやはりイオン同様値段が高くなりがちなので何か特別なものを買いに行く時以外はほぼ行きません。

セントラル市場
イオンモール1

人々の娯楽

隣国のタイヤベトナムと比べて娯楽施設が少ないと言われるカンボジアですが人々の主な娯楽
はスポーツをする事やプールで泳ぐこと、
バーでお酒を飲んだり、ビリヤードやカラオケをして楽しむ人達などが多いイメージです。
最近ではイオンモールができたためそこでボウリングをしたり、映画館で映画を見て楽しむ人も増えています。

カンボジアの観光地

カンボジアの観光地について説明していきたいと思います。プノンペン市内の人気スポットとその他の観光地を紹介していきます。

プノンペン市内の人気スポット7選

1.ワット プノン

プノンペンの名前の由来にもなった場所で
プノンの中心地にある寺院です。
プノンペンの歴史のはじまりとも言える場所で定番の観光スポットなのでプノンペンに訪れた際には是非言ってみてはいかがでしょうか。

ワット プノン(Wat Phnom)の基本情報
住所:Wat, Phnom Penh, Cambodia
電話:なし
営業時間:7:00~18:00
休業日:なし
アクセス:王宮から車で約10分
料金:1ドル

2.カンボジア王宮

王宮(Royal Palace)はカンボジアの君主が居住する宮殿でカンボジアの象徴的な存在でもあり、美しい建築物や庭園が広がっています。
王宮内部にはカンボジアの歴代王様の肖像画が展示されており、その他にも儀式で使用される品々が展示されています。とても迫力があり
道路からも眺めることができるため1度見てみると良いと思います。

王宮(Royal Palace)の基本情報
住所:Samdach Sothearos Blvd , Phnom Penh,Cambodia
電話:なし
営業時間:9:00~17:00
休業日:王宮行事の際は休業あり
アクセス:ワット プノンから車で約10分
料金:10ドル

3.プノンペン国立博物館

プノンペン国立博物館ではプノンペンの歴史や文化、人々の生活様式、カンボジアの歴史を学ぶことができます。また、この博物館の建物自体もすばらしい建築様式で、ステキな中庭や魚がおよぐ小さな池などがあります。
ふだんは騒がしいプノンペンですが、ここにいると静かでとってものんびりできます。

プノンペン国立博物館(National Museum of Cambodia)の基本情報
住所:Preah Ang Eng St. (13), Phnom Penh,Cambodia
電話:+85523217643
営業時間:8:00~17:00(最終入場 16:30)
休業日:なし※最新情報は公式サイトをご確認ください
アクセス:王宮から徒歩約5分
料金:大人10ドル、10歳から17歳まで
5ドル、9歳以下は無料

4.セントラルマーケット

セントラルマーケットはプノンペン最大の市場で現地の人たちの日常感を楽しむことができます。中央のドームには宝石や時計などが売られており、周りには衣料品や食品、生活用品などが売られており、見ててとても楽しいです。
もちろんお土産なども売られているので、ここでお土産を買うのもいいと思います。

セントラルマーケット(Central Market)の基本情報
住所:33 Samdach Sang Neayok Srey St. (67), Phnom Penh,Cambodia
電話:なし
営業時間:店舗による
休業日:店舗による
アクセス:王宮から車で約15分
料金:無料

5.独立記念塔

独立記念塔は、1953年にフランスの統治が終わったことを記念して建てられました。
王宮近くにあり、中心地をトゥクトゥクなどで走ってたら目の前を通ることも多々ありますのでその時は見てみましょう。

6.トゥールスレン虐殺博物館

トゥールスレン虐殺博物館は、かつての
ポル・ポト時代の時に実際に使われていた強制収容所として使われていた場所で、もともとは高校として使われていましたがポル・ポト政権では革命に学問は不要であるという考えから、
のちに強制収容所へと姿を変えてしまいます。
ここではポル・ポト時代の歴史やカンボジアの
内戦時代の歴史を知ることができます。
ですがあまりにも暗く、過激で悲惨な過去の歴史のためカンボジア人がここに行くことはあまりなく、自分も連れて行かせてもらえませんでした。今度カンボジアに戻ったら行ってみたいと思います。

トゥール・スレン虐殺博物館(Tuol Sleng Genocide Museum)の基本情報
住所:St.113, Beoung Keng Kang III, Chamkarmorn,  Phnom Penh,Cambodia
電話:+85577252121
営業時間:8:00~17:00
休業日:なし※最新情報はご確認ください
アクセス:王宮から車で約15分
料金:大人8ドル、10歳から17歳まで3ドル
9歳未満は無料

7.メコン川

東南アジア最大級の川でもあるメコン川は
プノンペンの中心地に流れており、メコン川のリバーサイド付近では外国人向けのバーやレストランなどがたくさんあり、そこでゆっくりとお酒を飲んだり食事をして楽しむのもアリですが、個人的にはクルーズ船に乗ってメコン川を旅するのも楽しいです。船によっては船の上で釣りやバーベキューなどができ、すごく楽しめることができますので是非船に乗ることをおすすめします。

船の上で釣りができる
リバーサイドの様子
停船場

カンボジア国内の観光地3選

1.シェムリアップ州

シェムリアップにはもちろん冒頭にも紹介した
アンコール遺跡がありますが、その他にも様々な寺院や東南アジア最大の湖であるトンレサップ湖、アンコール国立博物館など色んな
観光スポットがあります。特に自分がおすすめするのはトンレサップ湖で現地の人々の
水上生活を実際に見てみるとすごく面白いので是非行ったらみてほしいです。プノンペンからシェムリアップへは飛行機やバスを使っていくことができます。

アンコール国立博物館
トンレサップ湖

2.シアヌークビル

シアヌークビルは海に面していて、カンボジア最大の港湾都市であり、また観光都市でもあります。有名な観光スポットとしてはゴールデンライオンやプサールー市場、ワット・レウなどがあります。その他にも海に面しているのでビーチが有名で、オーチティルビーチやカンボジアの秘境と言われているロン島のビーチもおすすめです。プノンペンからシアヌークビルへは飛行機やバスを使って行くことができます。

ロン島の美しいビーチ
ゴールデンライオン像

3.ケップ

ケップはカンボジア南部の海岸沿いにある小さな街でカンボジアの穴場観光地とも言われています。カンボジアの海岸沿いの観光地といえばどうしてもシアヌークビルを思いつく人も多いですが、ケップはまだ訪れる観光客も少なく、こじんまりとしてのんびり過ごすのに良い場所です。シアヌークビルと比べて街の規模はとても小さいですがおしゃれなホテルがたくさんあって居心地がとても良いです。正直自分の中では1番おすすめの観光地でもあります。ケップビーチやカニ市場、ラビット・アイランドなどの観光スポットがあります。カニ市場でカニを買ってその場で食べることができるので是非カニをたくさん食べてはいかがでしょうか。
プノンペンからケップへは主にバスを使って
行くことができます。

ケップビーチ
市場の様子

カンボジアのお土産

アンコールクッキー

その名の通りアンコール遺跡の形をしたクッキーで味はカシューナッツ、バナナ&シナモン、パイナップルの3種類があります。個人的に
おすすめはカシューナッツ味です。
個包装されているので友達や職場などで
配るお土産としてもってこいのお土産です。
空港やプノンペンのイオンモールなどで購入できます。値段は10個入りで約7ドル30個入りで約18ドルです。

クロマー

クロマーは綿素材の布でカンボジアでは万能布として日常で使われており、日除け用に身体にまいたり、タオルとして使ったり、物を包んだりと使い方は様々です。市場やお土産屋で購入でき、安くて2ドルくらいから買えるものから
オーガニックコットンなどの高級品などの価格帯まであって色んな種類があります。

胡椒

実は意外にもカンボジアは胡椒の1大原産国でありその中でもカンポット地方の胡椒は
「世界1美味しい胡椒」と言われており、
ブランド力のある胡椒です。
ブラックペッパー、ホワイトペッパー、レッドペッパーなど種類がたくさんあり、日本では
珍しい生胡椒の塩漬けも手に入れることができます。専門店、お土産屋、市場、イオンモールなどで購入可能です。料理好きには嬉しい
お土産かもしれません。

ドライフルーツ
フルーツチップス
カシューナッツ

カンボジアは南国フルーツの天国です。
生のフルーツは持って帰ることが出来ないので
是非、ドライマンゴーやドライパパイヤ、
ドライパイナップル、バナナチップスや
ドリアンチップスを買ってお土産として持ち帰り、日本で味わうのも良いと思います。
カシューナッツもおやつとして最高です。
手が止まらなくなるくらい美味しいので食べ過ぎには注意してください。

最後に

今回はカンボジアに10年間過ごしてきた
カンボジア人と日本人のハーフである自分で
あるからこそ分かるカンボジアの魅力や文化について書いて見ました。皆さんに少しでもカンボジアに興味を持っていただいたら嬉しいです。是非旅行で来て見てください!!

初めてnoteを書いた感想


初めてnoteで記事を書いてみましたが色々と苦労した部分もありましたが最後までしっかりと書けて良かったです。この記事を見ていただきありがとうございます。そして何か1つでも
皆さんの役に立てていたら嬉しいです。
今後も自分にしか書けないような記事を書いていく予定なのでよろしくお願いします🤲

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