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刺激的なニュースをみたくなるあなたへ

痛ましい事件がありました。
この週末、報道の中心になっていくことは予想に難くありません。

わたしたちは、刺激的なニュースを本能的に興味をもつようになっています。
生存するために必要な情報であったり、本能的に興奮するようなことに対して、興味をもち、またそれにはまってしまう傾向にあるわけです。
また、悲しい出来事に対し、共感というかたちをもって思いをはせることを、どこか美徳のように捉える部分があります。
逆に、自分にもそのようなことが起こるのではないか。周りの人にもそのようなことが起こるのではないか、といった防衛本能が働くこともあるでしょう。

今回の事件について、深追いする必要は全くありません。
そう書くと、「なんて薄情なやつだ!」とか「怒りはないのか!」と思う人がいるかもしれません。
でも、よくよく考えてみれば、わたしの日常には、誤解を恐れずにいえば関係ないことなのです。
いつもと同じ日常があり、なんら変わらないのです。
#ちなみに私は今日はお仕事です
事件のことを知らなければ、ふつうの土曜日じゃないですか。

事件を自分と関係づけて、不安になったり、憂うつになることのほうが、よっぽどおすすめできません。

薄情になれと言っているのではありません。共感するこころを捨てろといっているのでもありません。
自分がいかにこころ穏やかに、健康に生きていけるか、を大切にしてほしいのです。

その昔、昭和天皇が崩御されたとき、娯楽がテレビしかなく、報道がそれ一色になりました。私はちいさな子どもでしたが、戦争などの映像が中心に報道され、夜寝られなかったことを今でも覚えています。
物心つくかどうかの子どもでも、そうなるんです。

今は娯楽がたくさんあります。YouTubeやネットフリックスなどのサブスク系。いくらでも逃げ道があります。
ただネットが普及で、いくらでも情報を調べることができる状況でもあります。
だからこそ、自分でコントロールしていく必要があります。
道はたくさんあるのです。

あなたの目の前にあるのは、いつもの日常です。

よい週末をお過ごしくださいね。

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