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○○するべき!こそしんどさの原因

○○するべき!
会議の場では意見をいうべき!電車では静かにするべき!洗濯ものは白色とそれ以外の衣類をわけるべき!落とし物は拾うべき!ペットボトルのラベルははがして捨てるべき!
みなさん、どんなべきをお持ちですか?
そして、その「べき」はあなたを苦しめていませんか?

今日はべき思考の修正方法を考えていきますね。

「べき」への思いが強いほど、その「べき」が守られないときに、いらいらしたり、怒りを感じたりしがちになるものです。

たとえばAさんが「100円落ちていたら拾って警察に届けるべき!」と思っているとしましょう。
Bさんが、100円なら自分のものにしようとポケットに入れた。
Cさんが、「拾ったらめんどくさいことになりそうだし、みてみぬふりをしよう」と通り過ぎた。

Aさんが「べき!」を強く思えば思うほど、どうなるか・・・
[こらB!、警察に届けろ!」
#口が悪い
「こらC!拾え!」
#そこまで口は悪くなくていい
いらいらしたり、怒りを感じたりするわけです。

でも、その「べき」が少しでも弱められれば、BさんやCさんのことを許せるかもしれない。

でもさー、そんなのわかっていてもできないよーメリットあんのー?
と思う方もいるかもしれません。

メリットはあると思います。
いらいらすると、
・寝付きにくくなる
・肩やクビなど身体に力が入る状況が続き、やがて痛みに変わる
・他の人にも八つ当たりして人間関係がうまくいかなくなる
・仕事に集中できない
・一日中気分が晴れない
といったことにつながるため、といいことがないんです。

ということは、べき思考を緩め、それにともなく感情の起伏を抑えることはとても有効だと思うんです。

では、どうするか。
これは自分のいらいらをつかみ、行動を変えていくという形がいいかなと思います。
そのやり方をいくつか列挙します。

①自分がいつもとる行動は自分の「べき」から来ているものと考え、意識的に「いつもと違う行動をとる」という練習をする
例)通勤電車の時間や乗る車両を変える。買い物をするスーパーを違うところにする。いつも選ぶ飲み物を選ばず他のものにする。など
②自分の「べき」に対して全く違う行動をとる
例)いつも100円拾うべきと思うなら、100円拾わない
  自分が気乗りしなくても、他の人のアドバイスを素直にそのままやってみる
③自分の「べき」に気づく。そのために無意識で思っている「べき」を書き出す。
 その中で、許容できる「べき」。許容できそうな「べき」、譲れない「べき」を書き出してみる。できれば、許容できるもしくは許容できそうな「べき」を増やしてみる
例)会議の場では意見をいうべき!→譲れない
  電車では静かにするべき!→許容できぞう
  洗濯ものは白色とそれ以外の衣類をわけるべき!→許容できそう
  落とし物は拾うべき!→許容できる
  ペットボトルのラベルははがして捨てるべき!→許容できる

どれでもやりやすいものからやってみてください。
①はとてもやりやすいです。
私も今取り組んでいて、電車の時間を変えたり、朝の散歩コースを変えたりしています。そういう些細なことでも構いません。自分の「べき」を緩めるために、自分で決めた行動を少し逸脱してみることに取り組んでみましょう。
もちろん、ルーティンとして大事にしていること、たとえば22時に寝る、その前にヨガをするといった、よい習慣を変える必要はありません。
もしヨガをすべき!と思っているなら、違うストレッチをしてみるのはありかもしれませんね。
ぜひ、一緒にやってみましょう。

みなさんの参考になれば、うれしいです。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
みなさんのうつがよくなることを願っています。

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