あなたが弱いからうつ病になったのではない
こころの病気は弱い人がなるもの。でも私は弱くなんてない。弱い人だなんて認められない。そんな思いがあるから病気を受け入れにくい。そんなあなたへ。
こころの病気は弱いひとだからなるもの、とは言い切れません。
私は、いかにこころにしなやかさをもっているか、が病気になるかどうかのポイントになると思っています。
弱いから、折れるわけではない。強いがゆえに、ぽっきり折れることもあります。
あなたは、本当に弱い人ですか?どちらかといえば、強い人、強くあろうとした人ではないかなと思うんです。そして、その強さを武器にしてきたのではないかなと。
強いこころでストレスに立ち向かうと、ある程度まではもちますが、やがて気持ちがこころが折れます。
強いこころをもって、身体の不調を乗り越えると、やがて無理がきます。
しなやかなこころをもって、ストレスを流し、不調を素直に受け入れて労わることで、病気にかかりにくくなると思います。
たとえば、橋。強固にみえる橋でも、負荷がかかると揺れたりたわんだりしますよね。あれが、しなやかさだと思うんです。すべての荷重を受け止め、全く受け流すこともなく支え続けると、きっと耐えきれない荷重で橋は崩れ落ちるでしょう。
ビルなどの建物も同じでしょう。しなやかに揺れて、負荷を逃がしながら、崩壊しないような設計になっている。
車も、ぶつかったときの衝撃をすべて跳ね返すように頑丈に作ってはいません。ぺちゃっとつぶれてよいところはつぶれて、衝撃を受け入れて逃がす。大事なところには衝撃が届かないようになっています。
今一度、ご自身のことをよく思い出してみてほしいんです。
あなたは本当に弱かったのか。
むしろ、あなたは強くがんばってきたのではないか。
もしがんばってきたのであれば、自分のことを少し労わる時間をもつことが必要だと思います。そして、その後ゆっくりでいいから、少しでもしなやかになる自分を手に入れていきませんか。
どうやってしなやかなこころを手に入れていくかは、また書いていきます。
#私もそんなこころを手に入れたいひとりです
今日は、自分が弱いから病気になってしまっているんだ、という思い違いに気づいてほしくて書きました。
あなたのうつがよくなることを願っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。