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お酒と向き合う第一歩~うつをよくする一歩~

なかなかうつがよくならない、それでどうしてもお酒を飲んでしまうと悩むあなたへ。
今日は、うつをよくする方法として、お酒との向き合い方について書いていきます。

悪夢をよくみる、本を読んでも頭に入ってこない、映画をみても途中やめになる、何もできないと思ってしまう、仕事思い出して辛い・・・。
それらが辛くてお酒を飲んでしまう。
そういうこと、ありますよね。

病院では、薬とお酒は一緒に飲んではいけません。だからお酒をやめましょう、と言われることが多いと思います。
そうは言われてもやめられない人もいると思います。では、どうすればいいのか。

ここでポイントになるのはふたつ。
どうにかやめたい、という意思があるか。
もうやめられないから減らすだけにしたい、にとどまるかどうか、
です。

基本的に、0→1にすることにはハードルがあります。つまり、お酒を飲まない人が飲むのはハードルが高く感じる。
ただ、1→10にするのは簡単です。いつも酒を少しでも飲んでいる人が、ある日たくさん飲むことは比較的容易です。その1の飲むも、飲めないからそれだけにとどまっているというのであればまだしも、たくさん飲めるけどあえて飲んでいないという状況であれば、なおさら10になりやすいわけです。
だから「減らします」では、少し意思が弱いのです。「やめます」と思ってほしいのです。

たぼこも一緒じゃないですか。本数を減らしても結局またたくさん吸ってしまう。
0にしたって吸いたくなる。
でも一本吸うかどうかのハードルに違いがありますし、減らしますだと結局はやめていない。やめてこそのメリット、たとえば呼吸のしやすさが向上したりや息が上がりにくくなるなどが大きかったりするわけです。

では、どうしたらお酒をやめられるのか。やめる方向に進んでいけるのか。
おすすめしたいことは、お酒を飲むメリット、デメリットに目を向ける工夫をすることです。

お酒を飲んでいるということは、何かメリットがあるはず。
たとえば、酔えばしんどいことを忘れられる、何も考えることができなくなって辛さから離れられる、などがあるのではないでしょうか。
単純に楽しいという理由だけで飲んでいるひとは実は少ないはず。
自分がなぜ飲んでいるのか、そのことで受けているメリットは何なのか、を少しでいいので考えてみてください。

メリットが、辛さやしんどさから逃れたいというひとは、お酒をやめる道に少しずつでも進んでいってほしいと思います。

そのために、飲んでいる量、時間、そしてデメリットをあげていきましょう。


なかなか飲んでいる量を素直に把握し、ときには医療スタッフに伝えるのは嫌だと思うひともいるかもしれません。
だけど、いつどれだけ飲んでいるかを正確に把握することは非常に大切です。自分の状況を自分でつかまないと、やめようと思えないからです。こんなに飲んでるんだ!と思うかもしれないし、さすがに飲みすぎかも、と思えるかもしれません。もしそう思えなくても大丈夫。客観的なデータを蓄積していきましょう。

さらに、飲んだあとの出来事、デメリットの面も把握しましょう。
たとえば、飲んで頭痛がするということであれば、いつどれくらい飲んで、いつどの程度頭痛がしたかを記録するんです。
睡眠の質が悪くなる、たとえば夜中に目が覚めるひとは、いつどれくらい飲んだときに、何回、何時に目が覚めたかを記録していく。
そうすれば、お酒を飲むことで自分に起こることがわかっていきます。

自分だけでやるのは難しいと思うので、たとえば医療スタッフと報告することを約束するなどして取り組んでみてください。

お酒を飲むメリットは何か、いつどれだけ飲んでいるか、飲むことでデメリットは何かを、少しずつでもいいので、記録して客観的につかんでいってみてください。
頭の中でやるのはおすすめしません。
頭の中だと、自分に都合よく補正されてしまうんです。
だから書き出す、記録する。そのことで客観的なものにしてください。

お酒をやめられないのは、いつどれだけ飲んでいるかはわかっている、そしてそのメリットが大きいと思っているひとが多いと思うんです。
でも、記録すると、そうではない一面がみえてきます。

自分のことは自分が一番よくわかるなんていいますが、あんなの嘘です。
客観的に、つかみましょう。

お酒をやめる気はないです→お酒やめたいです、へのシフトを。その一歩を踏み出してみてください。
そして、お酒があなたに与えるデメリットは、自身が考えられる以上にあります。
でなければ、医療スタッフがお酒をやめろと言いませんもん。

お酒のすべてがだめだといっているわけではありません。病気がよくなり、健康になったときに、楽しい、うれしいお酒だけを、自分に適度な量で制御して飲むようになれればいいと思います。
でも、それを声高にいえないのは「少しならいいよ」がいかに危険かということを医療スタッフが感じているからです。

あなたのうつが少しでも快方に向かいますように。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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