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《第10回SCCしずおかコピー大賞 独りごと反省会。》 vol.57

課題6:令和の静岡県につけるキャッチコピー
・もう平静じゃいられない、静岡です。

しずおかコピー大賞の締切も1ヶ月を切りました。ご応募を予定しているみなさん、まだまだ時間がありますので、アイデア出しの後の磨き作業を忘れずにご応募ください。

今回のコピーはダジャレコピー。面白いか、面白くないかは、読んだ人が自身でご判断ください。

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私的には、親父ギャグの寒い方という受け取り方。特に面白いとは思いません。審査員のダジャレ好きがよくわかる、作品の一つだとお考えください。

『平静』は、もちろん平成にかけてチョイスされた単語。「静」が入っているから『静岡です。』と受けたという構造。そして、メッセージの真贋は横に置いときつつ、最初に言った者勝ちの法則に沿って「とりあえず言っとけ」という勢いが書かせたように思います。

静岡県という地域全般は元号が変わったからといって、特に『平静じゃいられない』というような意識や志向はなく、セールなどの歓迎ムードは多少あったとしても、むしろ他作品のように『その日もお茶を摘んでた』とか言いたくなるくらい、いたって平静だったことを記しておきます。(旧御用邸や天皇家所縁の地域などは違ったかもしれませんが。)

この事実をふまえて考えたとき、新元号施行の熱も冷めた9〜10月にこのコピーを応募してきたのですから、アイデアそのものにも無理があったと思います。(それでもダジャレだけでファイナルに残る、という状況もすごい。苦笑)

たぶん、ご本人が『きっと、通らないよね。通って公開されたら恥ずかしいから。』と思っていたように読めるのは、私だけではないと思います。そんな思いとは裏腹に、ファイナルに選ばれてしまって、さぞやビックリしたことでしょう。(まあ、このコピーが通るくらい応募者泣かせな課題だった、ということも事実です。)

ただし、教え子の学生だけでなく、その先生も積極的に応募してくれるという状況には脱帽です。その気力を失うことなく、本年のご応募もお待ちしています!


※コピーの版権・著作権等の使用に関する権利は、静岡コピーライターズクラブに帰属します。(第11回SCCしずおかコピー大賞のご応募も受付中!)
https://shizuokacc.com/award/

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