シェア
小磯通信
2019年5月20日 19:17
人の言葉は死ぬほど響かない。私には、私を囲む2つの壁がある。1つは家の壁。それは私と社会とを隔ててくれる。家を出てスイッチオンの私は社会に媚びへつらいながら、ぎこちなく口角を持ち上げて、作り笑顔で生きている。玄関を開けて木造のその内側に戻ると、そこには何一つ飾りのない素の私。録画した先週のドラマを横目に、携帯でSNSを眺めて生きている。もう1つの壁は、私という魂を覆っている骨、神経、皮
2019年5月16日 18:39
僕らは静かに目を開ける。長い時間が経った後。静かな中には音が聞こえる。人気の少ない浜辺のように。息を切らして走ってる。抜きつ抜かれつ倒れたり。不安になって振り返る。ほんのり足跡が残ってた。真っ直ぐ星を眺めてる。長い時間が経った後。私は静かに目を閉じて、そのとき、そのときを待っていた。(あとがき)お久しぶりです。詩を書いてみました。三段落構成で、テーマはそれぞれ誕生