『詩』逝ったひと
固定電話のほうが スマホより
おもいが宵の明星に届きやすいのは 星々の
光が過去だからに違いない
柩に入れる花々が 物憂げなのは
予期せぬ出来事だからに違いない
何を越えたというでもないのに
昨日と今日が違うのは 秋雨が
濡らして通ったからに違いない
そして誰も
変わらず今日もここに居る
特に付き合いがあったわけでもないけれど、訃報に接するというのは、それだけで特別なおもいが湧くものです。あれやこれや、何かしら考えてしまいますね。前日はそんな一日でした。
今回もお読みいただきありがとうございます。
他にもこんな記事。
◾️辻邦生さんの作品レビューはこちらからぜひ。
◾️これまでの詩作品はこちら。
散文詩・物語詩のマガジンは有料になります。新しい作品は公開から2週間は無料でお読みいただけます。以下の2つは無料でお楽しみいただけます。
◾️花に関する詩・エッセイ・写真などを集めます。
#なんの花・詩ですか をつけていただければ、マガジンという花壇に
植えさせていただきます。ぜひお寄せください。