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将来に不安を感じたらやるべきこと

年金受給年齢の引き上げや、老後2千万問題など将来への不安を煽るようなニュースなどが飛び交うなか、社会的に問題視されている2025年問題もとうとう目と鼻の先まで迫ってきました。
また、このタイミングでAIが加速度的に進化することにより、私たちの実生活でも少しずつ変化を体感し始め、これから大きな変化が起こる予兆があります。
働く人は減る一方で、AIの出現により求められる人材の質は高まるといった、今まさに社会に出て働いている我々、現役世代からすると年々ハードモードになっているような状態ですが、そんな私たちが今後生き残るためにはどんな準備をして、どんな人材になればいいのでしょうか?
今回の記事では働く世代に向けて、今後「求められる人材」と「獲得すべきビジネススキル」について共有していきます。




■VUCAの時代について

ここ数年であらゆる変化が目まぐるしく起こり、今後の行く末が本当に分かりづらい世の中になってきました。
このように将来の予測がつかない状況をVUCAといい、Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の頭文字を取った造語になります。
VUCAの時代で分かりやすい例としては、「終身雇用の崩壊(変動性)、コロナウイルスの蔓延(不確実性)、ITの進化による新たなビジネスモデルの誕生(複雑性)、ITによる価値観の変化(曖昧性)」などがあり、今後AIの進歩によりさらに変化が加速すると予測されます。
このような時代の変化と共に求められる人材は変わり、今までのスキルやノウハウが通用しなくなります。
私たちはこのVUCAの時代で生き残るためにも、時代に合った求められる人材になる必要があるのです。

■求められる人材

では今後「求められる人材」とはいったいどんな人材なのでしょうか?
令和4年、経済産業省から公表された「未来人材ビジョン」では、
今後、各業種で以下のような人材が求められるとしています。

・「常識や前提にとらわれず、ゼロからイチを生み出す能力」
・「夢中を手放さず一つのことを掘り下げていく姿勢」
・「グローバルな社会課題を解決する意欲」
・「多様性を受容他者と協働する能力」

簡単に要約すると、
・「固定概念に捉われず新しい斬新なアイデアが出せる能力」
・「一つのことをあきらめずに深く調べたり、継続する姿勢」
・「世界の課題に目を向けてそれを解決しようとする意欲」
・「違う考えや背景を持つ人達と協力して何かをやり遂げる能力」
このような解釈になると思います。

次に先行研究における「仕事に必要な能力」の変化について見ていきたいと思います。

経済産業省HP:未来人材ビジョン 資料より引用
経済産業省HP:未来人材ビジョン 資料より引用

現在では「注意深さ・ミスがないこと」「責任感・まじめさ」が重視されていますが、将来的には「問題発見力」「的確な予測」「革新性」が求められるとしています。


■習慣の力を使い自分を磨く

前述の通りこれからの時代は「求められる人材」も「求められるスキル」も今までとはまるで違うものが要求されることが予測されます。
実際に簡単な事務仕事はAIに、繰り返しの単純作業はロボットに置き換わりつつあります。
これからは他者との差別化ではなくAIやロボットとの差別化も必要であり、その為には自分を磨き、スキルアップしていくことが必要です。

【自分を磨くために習慣の力を利用する】
自分を磨くといってもなかなか継続できない、時間がないといった理由で行動できない人も多いのではないでしょうか。
そういう人には習慣の力を利用することをおすすめします。 習慣の力は普段、私たちがやらないといけない行動を自動で行ってくれるとても便利な機能です。 この習慣の力をうまく利用することができれば、読書勉強といった頑張らないとできなかった行動を毎日を歯を磨くぐらいの感覚で、意思を使わずに実行することができるようになります。

【習慣化のコツ】
・小さく始める

いきなり大きな目標を立てて行動するのではなく、負担にもならないぐらい簡単な行動から始めましょう。
「本を読む」という事を目標にしたらはじめは本を開くところから始めてみることをおすすめします。

・毎日やる
習慣化はとにかく毎日継続することがとても大事になります。
質よりもまずは行動できたという感覚を優先して、とにかく毎日継続できるぐらいの強度、難易度にレベルを落として毎日継続しましょう。

・習慣をくっつける
習慣は今ある習慣とくっつけることで、新たな習慣を築きやすくなります。
この手法はイフゼンプランニングといって、科学的にも効果が証明されているものなので、新しい習慣を形成するときにはとてもオススメの手法です。

・結果ではなく行動に注目する
新しい習慣を身に付けようとしたときに落とし穴にはまりやすいのが、結果ばかりを気にしてしまうことです。
勉強や筋トレなどは1週間継続したからといって、すぐに結果が出るようなものではありません。結果ばかりを気にしているとなかなか変化を感じられずに、途中で諦めてしまうという結果に陥ってしまいます。
何か習慣を身に付けたいときは一旦、結果は度外視して行動できたという
実行レベルに目を向けることが大切になります。


■まとめ

これからの時代、今就いている仕事も今後どうなるか分からない状況ですが、目線を変えれば新しい仕事が生まれるチャンスでもあり、自身のレベルアップを図るにはとてもいい機会だと思います。
ただ将来を悲観するのではなく、今ある不安を払拭する為にも、今できることから行動を始めていきましょう。

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