Nikon1でマクロレンズを使ってみたら完全にハマり込んだ話ーNikkor micro 40mm f2.8g
こんにちは。
さて、前回は初めて購入したミラーレス、Nikon1 J5をキットレンズで撮ってきた話を書きました。
今回は、キットレンズを卒業し、記念すべき初めてのレンズになったNikkor micro 40mm f2.8gのお話をしたいと思います
結論から言うと、Nikon1 J5にNikkor micro 40mm f2.8gをつけると寄れる中望遠マクロになります!
Nikkor micro 40mm f2.8gってどんなレンズ?
最短撮影距離:16.3mm
被写体まで16.3mmまで近寄れる。これぞマクロですね!被写体を大きく写したいならこれで決まりです。
最大絞りF/2.8
こおかげでボケもバッチリです。カメラっぽいかっこいい表現をしたいなら2.8でもだいぶ変わってくる。
少なくともマクロで寄って撮る場合、2.8もあれば十分かなと。
AFも使えますのでピント合わせも困りません。
と言いつつ、私はほとんどマニュアルフォーカスで撮ってしまうのですが、機能としてはAF使えます。
この子をヤフオクで1万7千円でお迎えしました。
2万円未満ならあわなくてもギリギリ許容範囲。
Nikon1 J5にFTマウントアダプターを装着してFマウントレンズを使ってみること
そもそも。Nikon1 J5でFマウントのレンズを使う場合、兎にも角にもマウントアダプターが必要になります。
このとき気をつけたいのが焦点距離。FT1を使用した場合35mm判換算でレンズの焦点距離の約2.7倍になります。
つまり、今回のmicroレンズの焦点距離は40mm×2.7=108mmの中望遠レンズに。
40mmだから35mm換算で60mmだし、標準レンズだ!
と思いきや中望遠になってしまうので要注意です。
そしてもう1点。お気づきかと思いますが小さなボディに対してこのレンズはどうにもバランス悪い。
レンズが重すぎて撮りにくいとなる程ではないです。
とは言っても見た目もカッコよくありたい方にはこの選択肢は厳しいかもしません。(大体笑われます)
中望遠のマクロってどうなの?
カメラ初心者の私にとってマクロレンズのイメージはと言えば、被写体に寄って寄って至近距離での撮影するもの。
購入時も中望遠のマクロってそんなんあり?と戸惑ってしまったのは本当です。
でも、結果的にはこの換算108mmだからこそできることがたくさんあって、
もちろんできなくて歯軋りすることもたくさんあったわけですが
良い出会いをしたなと思ったわけです。
このレンズに出会うにあたっては、ミラーレスの先輩にいろいろアドバイスをいただき大変お世話になりました。多謝。
100mm超のマクロレンズで撮れる世界
何がいいって、
・マクロレンズならではの解像度
・中望遠のおかげで動物の自然な姿がおえる
・より自然な表情のポートレートが撮れる
マクロといえば被写体に近づいた接写ですが、中望遠の距離を生かした撮影もできます。もちろん最短撮影距離は短いので接写も可能。
ここからは作例多めにいきます。
これぞ王道、花マクロ
※虫の写真があるので苦手な方はご注意ください
やはりマクロ言えば花マクロです。これが撮りたいがためにマクロレンズにこだわりました
次に、紫陽花の葉を横から撮ったものをキットレンズと比較してみました。
同じ葉を撮ったわけではないのですがボケ感の差や解像度の参考に
(上)Nikkor micro 40mm f2.8g
(下)キットレンズ(1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6 PD-ZOOM)
いかがでしょうか。こうして並べてみると被写体との距離もボケ全然違いますね。キットレンズで撮った方も最短撮影距離ギリギリで開放での撮影だったはず。
○生き物の撮影にもってこい
マクロレンズとしての使い方ではないのですが、生き物は遠くから撮るのがいいですね。人も含めて。
その点、中望遠含め望遠レンズは自然な表情が撮れる、虫や動物に逃げられないので最強です。
人を撮るときも、距離が近すぎると緊張させてしまうのでポートレート撮影にも中望遠くらいが良い気がします。このご時世で人を撮ることほとんどないんですけどね。
△街並みや風景をおさめるには画角が狭い
重要伝統的建造物群保存地区を初めとした街並みを旅する私としては惜しまざるを得ないポイントです。本当に建物が撮れない。いやだって中望遠だしそりゃわかってるんですがそれでも悔しい。
二車線の車道を挟んだ向かい側から撮ってこれです。建物の半分も入らない。
湿原や草原など広々とした空間を撮ろうとするとおそらく撮ろうと思った風景よりだいぶ狭くなってしまいます
北海道(富良野)はその広大さからなんとかそれっぽくなっています。かえって北海道の広大さに感じ入った次第です
接写で撮るとき以外は基本的に自分が撮りたいと思った場所から数メートル後ろに下がってカメラを構えます
後ろに下がれる環境であれば大した問題じゃないです。下がればいいので。
ただ、どうしてもこれ以上下がれないことがあるので、そんな時は大人しく諦めることになります
×テーブルフォトは諦めましょう
美味しい物を食べたときに写真撮りたいですよね。
まず間違いなく座ったまま自分の前におかれた皿をとるのは無理です。
この写真は立った上にギリギリまでテーブルとの距離を離して撮りました
マナーがよろしくないですね。あきらめましょう
レンズを変えることの威力
万能レンズを選んだわけではないので、できないこともあるけれど、やりたいことはしっかりできる。私の期待にしっかり応えてくれました
そんなこんなで5ヶ月ほどマクロレンズと共に過ごしてきたのですが、
このレンズのおかげでカメラの面白さにすっかりはまりこんでしまいました。俗に言う沼ってのがこれか
さて、そうなるとやはり他のレンズも欲しくなっちゃうのが人情です。
マクロレンズは楽しいのですが、旅行先で風景写真や美しいもの、街並みに不向きなところが気になるようになってきました
これもGOTOトラベルで旅行できるようになったからなんですけどね。
ステイホームしていた2020年前半に購入するレンズとしてはNikkor micro 40mm f2.8gでやっぱり正しかったと思います
ボディそのままでもレンズを変えれば、できることも増えるし撮れる世界もまるで違うものになります
レンズに不満はないけれど
といいつつも
このレンズを購入してからわずか5ヶ月でボディを刷新することにしました
理由としては、やはり中望遠マクロだけだと物足りなくなってしまったから。
次のレンズは何にしようか、
今の感覚で言うと標準〜広角が欲しいかな、
と考えたときに。
Nikon1のままでレンズ増やすの?
実はボディの性能限界も感じてるんじゃないの?
もしカメラを今後もしっかりとした趣味にしたいならそう遠からずボディを買い換えるんじゃないの?
と、色々悩んだ結果。
発売ホヤホヤのFujifilm XS-10をお迎えしました。
そして今回は素直にXマウントの純正レンズも併せて購入しました。
しばらくは純正Xマウントを楽しみますが、このレンズを手放す予定は今のところありません
追々マウントアダプターを追加して、このレンズでお出かけするのが今から楽しみです
最後に。1年半、いつも一緒にいてくれたNikon1 J5ありがとう。
君のおかげでカメラを趣味と言えるようになったと思います。
気がついたら3000字も書いちゃったので愛情いっぱいなのが伝わるといいな