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【超短編戯曲】魚屋殺人事件 最終章(300字)

魚屋が脱走 追いつめる警部と刑事

刑事「もう網にかかった魚だ。」

魚屋「来るんじゃねえ。雑魚が。」

警部「ゴマメの歯ぎしりだな。」

刑事「ここは僕が。大船に乗ったつもりでいて下さい。」

魚屋「ちくしょう。」

警部「あぶない。」

飛び掛かる魚屋 警部が身代わりとなる

刑事「警部。」

警部「まさかサバ折りを仕掛けてくるとは。」

魚屋「エビでタイを釣るってやつだ。魚屋をなめるな。」

逃げる魚屋

警部「逃がした魚は大きい。私はもう駄目だ。トドのつまりってやつだ。」

刑事「警部。」

警部「最後にいいか?」

刑事「はい。」

警部「ずっとお前が好きだった。」

刑事「ごめんなさい。」

警部「磯のアワビの片思いか。」

静寂の中 サイレンが鳴り響く

【超短編戯曲】魚屋殺人事件 最終章(300字)

役に立たない、3文戯曲ならぬ、300文戯曲。

ちなみに、ジャイアント馬場のキックは16文(約38.4cm)とされているが

実際は34cm。

役に立つ情報でした。



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小川 功治朗
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