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#214 目標達成術 ~魅力的な人参をぶら下げる~
こんにちは。ITベンチャーエンジニアのこへいです。
Voicyパーソナリティの木下斉さんの放送で、目標達成のための報酬設計の話が紹介されていました。
今日は脳内物質がでる自己報酬モデルを作ることが、個人やチームの目標達成には必要であるという話です。
〇達成感を得られる魅力的な報酬設計が目標達成を引き寄せる
木下さんの放送では、人間は弱いので人参をぶら下げないと頑張れない。人参をぶら下げていても頑張れないのは、その人参が魅力的でないからと指摘されています。報酬を得られても嬉しくないのであれば報酬としては不適切であると。
ご自身やお仲間との事業やVoicyやnoteとものすごい量と質のアウトプットをされている木下さんも、脳をハックすることで成果の質をコントロールしているというのは真似しない手はないですね。
脳科学の観点でもやる気スイッチを押すには脳をだませば良いという話を聞いたことがあります。身体は脳の支配下にあると思われがちですが、本当は逆で、カラダが主導権を握っているのだとか。そのため、「楽しいから笑う」のではなく「笑うから楽しい」、「やる気が出たからやる」のではなく「やるからやる気が出る」ということです。
タスクを小さく分割し小さなゴールを設定しておくことで、やり始めるハードルを下げ、やり始めれば出てくるやる気に任せる。良い習慣を作る際にも、現状の習慣の前後に小さなタスクを付け加えることで新たな習慣を身につけやすくなるというノウハウがあります。
体重を測る習慣を付けたければ、洗面台の前に体重計を置き、毎朝の歯磨きの際に体重計に乗るようにし、測定した体重はアプリで集計する。といった感じです。
さらに、小さな習慣でも、小さな目標達成でも、ことあるごとに自分自身を褒めて、脳内物質に転換していくことが大切で、自己報酬と期限を定めて、紙に書いて見える化し、さらには口に出して周りに伝え、自身にプレッシャーをかけることで、目標を達成することが出来るということです。
私は自己報酬はついつい忘れがちなため、脳内物質を生み出す自分が喜ぶことが何なのかを真剣に考え、脳内ハックをしていくことは大事なことだと改めて気づかされました。
〇プロジェクトの節目でのねぎらい
システム開発のプロジェクトでも、節目節目でのねぎらいでチームの士気を高めることが出来ます。
プロジェクトをフェーズ分けしておき、フェーズを終える度にチームでピザを食べたり、消化したタスクの数の積みあがりをたたえ合うために100番、1000番などのキリ番でお菓子を買ってきたり、リリース時にはケーキを買ってきて祝ったり。
と、チームみんなでみんなをねぎらうことで、達成感を感じることが出来ます。
実際、ねぎらいの瞬間というのは後になっても覚えているため、脳内物質が出ていたことを脳に刻むことが出来るのだと思います。
節目でのねぎらいは面倒でつい忘れがちですが、チームの成果を生み出すための手段として、報酬設計はマネージャーには必要なスキルの一つですね。
しっかりチームをねぎらわねばと心に刻んでおきます。
〇自分の課題を解決するには自分を褒めろ
システムの受託開発プロジェクトは顧客と納期を約束し、プロジェクトの進捗を管理するため、ゴールが明確でありやるべきことも可視化しやすいため、報酬設計が比較的容易です。
また、エンジニアであればエンジニアコミュニティ内での取り組みは応援されやすいなど、価値観や興味の近い集団のなかではアウトプットを共有することでポジティブなフィードバックを得やすく、脳内物質の獲得がしやすいです。
しかし、自分にとっての課題に対峙する場合は、共感を得るにはある程度のハードルがあるように感じます。
木下斉さんの放送へのコメントに「ひとり社長で会社をやっていると、誰にも進捗管理はされず、手を抜いても誰にも怒られない。自己管理の厳しい世界だと思います。」とあり、共通点を感じました。
自分自信で目標達成をするためには、「期限を定める、紙に書す、口に出す」せよと。紙に書き、口に出すことで目標の達成条件が明確になり、期限を定めることで達成・未達成がハッキリ可視化できるようになります。そして、毎週一回、振り返りと目標の再設定を行い、達成したら自分に報酬を与える。
私は自分を褒めるのが苦手でした。やるべきことをやるのが当り前と冷めた性格であることも起因するかもしれませんが、自分で定めた目標を着実に達成している同期が「期限を定める、紙に書す、口に出す」を徹底しているのを見て、自分は魅力的な人参をぶら下げることが出来ていないから自分を褒めることが出来ていないということに気づけました。
ということで、目標達成のためには魅力的な人参をぶら下げることが重要という話でした。
まずは可視化出来ているTODOの達成ごとに自分を褒めてあげることから始めていこうと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。