20. 伝え方が9割
こんにちは。コウです。
今回は佐々木圭一さんの「伝え方が9割」を紹介します。
この本は日常のコミュニケーションにおいて、どうすれば自分の考えていることが相手に伝わりやすくなるのかを書いた本です。
普段のコミュニケーションから日常会話など、様々な場面で使える技術ですので、ぜひ身につけておくことをおすすめします。
NOをYESに変えるお願いの仕方
生活の中で、誰かに何かお願いをする場面、ありますよね。
例えば何か仕事をお願いするときに、普段みなさんはどのように伝える工夫をしていますか。
「これ、やっといて」
自分が強い立場にあったり、相手が優しい人なら、聞いてもらえるかもしれません。でも、もう少しうまく伝えられる方法はないでしょうか。
伝え方についての工夫は7つあります。
ここではその内の2つを紹介します。
伝え方の工夫① 相手限定
例えば、先程の「これやっといて」の仕事の内容がつまらないものだったとします。とすると、相手にその仕事をするメリットが生まれませんよね。
ではどう伝えたらよいのか、相手を特別扱いするのが一つの方法です。
「〇〇さんは仕事が丁寧だから、頼みたい仕事があるんだけど」
「〇〇さんにしかできない仕事があるんだけど」
というように、「あなただから頼んだ」というメッセージが伝わることがポイントです。(because it’s you です)
こう言われると「いや私以外でもできるよ」と思いながらも嫌な気はしませんよね?
つまり、コミュニケーションにおいては、
自分の頭に思い浮かんだ言葉をそのまま相手に伝えないということが大事です。(女性はこれ上手な人多いです)
そんなの当たり前じゃん!と思う人もいるかもしれません。
でも自分のLINEなどを見返すと、意外とできていないことも多いんです。
コミュニケーションの上手なあなたはできていると思いますが、確認してみてください。
②チームワーク化
相手に、自分と仲間だから一緒に頑張ろう、と思わせることです。
これは赤信号みんなで渡れば怖くない的な理論です。
僕はよく使います。
例えば体育の授業で、走らせたいときに
「走れ!」
というのではなく
「走ろう!」
という声かけにします。
決して僕が一緒に走るわけではありませんが、
「(一緒に)走ろう!」
というメッセージが伝わると、生徒たちが自然と動くのがわかります。
先程の仕事のお願いの例でいくと、
「僕も終わらせなきゃいけない仕事があるんだけど、この仕事一緒に手伝ってくれない?」
という言葉になります。
相手も自分も一緒なのだ伝わると、実際に一緒にやっているかどうかは別として、仕事のスタートラインに立つ相手の気持ちが違いますよね。
大切なのは相手を尊重すること
コミュニケーション技術のことでよく誤解されてしまうのは、
「自分の欲望通りに相手を動かすには」
といった視点で解釈されることです。
そうではなく、
「相手も自分もお互いに気持ちよく、良い関係を築くためには」
といった視点で使う技術です。
先程の仕事のお願い一つにしても、
「これ、やっといてよ」と言われるよりも
「〇〇さん仕事丁寧ですよね。この仕事お願いしてもいいですか?僕も一緒に頑張るので」
と言われる方が、お互いに気持ち良く仕事が進められますよね。
相手の視点に立って考えることが、円滑なコミュニケーションの第一歩です。
最後に
ここでは相手にお願いをするときの7つの技術のうち2つしか紹介していません。
この他にも、文章の作り方や強い言葉の作り方が書いてあります。
仕事で文章を書く人、コミュニケーションをうまくとりたい人、LINEなどでメッセージをやりとりする人にはぴったりの本です。
僕も読んで勉強になったので、是非一緒に勉強しましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました!
ではまたヽ(^^)