マガジンのカバー画像

詩作品【愛と夢と恋と花】

20
私の詩の作品をまとめています
運営しているクリエイター

2022年8月の記事一覧

【詩 vol.13】終幕

【詩 vol.13】終幕

言ってやりたい言葉は
山ほどあった
溜まりに溜まって信じるだけを
貫いてきたら
気づけば息ができなくなって
正直ほっとした。

君が嘘をちらつかせるほど
何故か、僕も演技をしなきゃいけなくて
笑顔貼り付けるのも辛かった
ああやっと、息ができるんだ

もう笑わなくていいや
堰き止めてた感情が流れ込む
なんで、俺が泣くんだよ

もう無理しなくていい
嘘だと知ってた笑顔に
答えなくていい
もうとなりに

もっとみる
【詩 vol.12】身体

【詩 vol.12】身体

吐き出して息を吸うと
司令が一斉に通る
ボクの中を忙しなく
動く細胞たち

ボクの思考を感じとって
負けないように耐性作って
入り込んできた敵を追っ払う
傷をついても諦めず
悪い奴らとも戦ってる

ボクを信じてずっと
最善を尽くす

ボクが諦めたら終わりなのに
この息が止まって
鼓動が止まれば終わりなのに

ずっとずっと諦めず送り続ける
この身体を信じ毎日ずっと
そしてボクもこの身体を信じる
負け

もっとみる
【詩 vol.11】シヴァ

【詩 vol.11】シヴァ

目の前にあるものが壊れてしまった
君は全力で泣く
またやり直せば
また買い直せば
そんな風に宥めてみたけど
違うという
そう同じにみえて
同じじゃない
目の前にあるものは
まったく同じにはならない

毎日一瞬一瞬が特別だ
同じ瞬間は一秒足りともない

いつ壊れるかわからないほど
儚い
君は小さいけど知っている
僕よりも
この目の前すべてのものが
どんなに愛おしいかと

でも僕は教えてあげる
壊れた

もっとみる
【詩 vol.10】夜に溶けてく

【詩 vol.10】夜に溶けてく

今日もため息が夜に溶けていく
寝ればわすれるよっていうが
眠れればよいほうだ

鉛のような身体を動かし
今日も眩しい太陽に
気合いを入れられる
プレッシャーという鎧をまとい
揺られる電車で潰される

1本の缶コーヒーの甘さが
ほんの少しの優しさをくれる

目標なんて目の前の生活
働いて食べて寝るだけなのさ
帰ってきてからの
YouTubeとSNS
くだらないと
つまらないと
感じることも
たまに染

もっとみる
【詩 vol.9】見守る

【詩 vol.9】見守る

他人を変えることはできない
信じることしか
見守ることしかできない
だけど
もし助けて欲しいと
声をかけてきたら
優しく受け止めてあげよう

待つって長い
体感は何百倍以上
心の奥底で信じてたら
待ってられる
それは自分にとっても
試練なんだろうな

【詩 vol.8】手探り

【詩 vol.8】手探り

みんな手探りの中で生きている
みえないなにかに手をのばし
つかんだり、引き寄せたり
手放したり

暗闇か光か

いまあるものを温めながら
まだまだ誰かの笑顔を探してる
震えながらさしだした手

勇気なんじゃない

度胸だけ

【詩 vol.7】今日この頃

【詩 vol.7】今日この頃

ふと離れたくなった
嫌いになったわけじゃなく
休日のたび、求めにいった
このときしか時間がないと

でもふと
生活が置き去りになってる気がする
そろそろ買い替えたら良いもの
溜まっていくドラマの録画
バタバタとそのために家事が皺寄せ

いまもとても大好きだ
時間がとれればそうしたい
どこかで満たされにいってるようで
満たされてないような気がする
どこかで依存に変化していってるのか
これがないとダメ

もっとみる

【詩vol.6】現実闘争

あなたから放たれる問題は
私を試すように
ぶつかってくる

否定をして罵って
壊してしまいたいらしい
意識してでも無意識でも
あなたは飛んだ欠落者

自分の正義が崩れていく
白旗あげても飛んでゆく矢は
休むまもなく突き刺してゆく
その度、私は血飛沫あげて
あなたの怯む隙をさがして動く

止まったら終わりだ
洗脳されるな
私はどんな姿でも
負けてはならない

守りたいものがあるから
1人で築いたよう

もっとみる
【詩 vol.5】解き放て

【詩 vol.5】解き放て

ここにいるのに
違う世界を夢見て
いまあるものを否定しまくった

僕のことなんてわからないと
ほんとは自分がわからないと
認めてほしくて
褒めてほしくて
ただアピールする
でも違うんだ
ほんとうはずっとここにある

僕は僕
君は君

違うんだよひとりひとり
認めることで感じる世界

僕はこれでいい
君はこれでいい

違うからこそ見える先へ
手を取ることで
生まれる可能性を

認め合いながら見にいこ

もっとみる
【詩 vol.4】泡沫の恋

【詩 vol.4】泡沫の恋

時には盛り上がって
時に自信をなくし
波のように
私の情緒は激しかった
しんどくて
このまま溺れそう
楽しいままの思い出だけを胸に
あなたを好きなまま
海の藻屑になって
溶けてゆきたい

【詩 vol.3】

【詩 vol.3】

優しさだけじゃない

醜さも持ち合わせている

綺麗事だけでは生きられない

【詩 vol.2】掴む

【詩 vol.2】掴む

いまだに初めて挑戦することがあるって
知らないことが知れるってこと
この世界は魅力だらけ
まだまだ面白いことが待ってる
手を伸ばしにいこう
未来は待ってない
さぁ迎えにいこうか

【詩 vol.1】時間

どこへいこうか
どこへもいかなくとも
明日はきっとくる
悩んでも笑っても
人は平等に時間を削ってる
妬んでも憎んでも悪口をいっても
心を汚しても
命の時間は減っていく
ないものよりあるものに
目を向けて
ないものを求めるなら
がむしゃらに追って
掴みにいこう
笑って泣いて喜んで
自分を創る
残された時間
よいことに使おう
人生思ってるより
長くないよ