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【考察】奈月彦が雪哉に相談したかったこと
2021年9月に ふせったー へ投稿したものと同じ内容。もう少し読みやすく整えてみた。
引用はなるべく文庫版から。
1)浜木綿
「きんかんをにる」初読の時点で気になった浜木綿の描写
あれ?浜木綿どした?妊娠?病気?と感じた。着膨れるくらいの重ね着をする、厚着をすることは、普段の浜木綿らしくないな、と。
『弥栄の烏』終章こぼれ種で
浜木綿が、自身の妊娠を奈月彦に告げるシーンだ。妊婦が、身
【感想】【既読者向け】『烏の緑羽』長束編
今作は、長束と自分が重なってしまうところがあり読んでいて苦しくなった。
「大人の望む“いい子”」という視点の感想。
長束は、唯一自分に関心を寄せてくれる祖父に真の宗家の者となるよう育てられた。
立ち居振る舞いが、宗家らしくあれば認められるが、失敗すれば自身ではなく周囲の責任となる。
他者に認められるために行動する。
他者に迷惑をかけないために行動する。
他者が求める、理想の宗家の人物として成
『烏の緑羽』スピン考察
阿部智里先生が、装丁にもこだわりを持っているのは有名な話ですよね。
明言はされてないので、あくまでわたしの推測した『烏の緑羽』の装丁について。
スピンの色が特徴的だと感じたので、八咫烏シリーズはじめ日本の歴史小説や和風ファンタジーを読む際に役立つ『定本 和の色事典』(視覚デザイン研究所)を引いてみました。
おそらくこれだろうと思われたのは「壺菫(つぼすみれ)」
でした。
まぁびっくりしまし
八咫烏シリーズおたく
2016年春、書店で表紙買いした『烏に単は似合わない』(文庫版) がすべての始まりだった。
手に入れられるだけのシリーズ本をすぐに揃え夢中になって読んだ。新刊発売を心待ちにし、新作が出るまでに何度も読み返し、気になるところを書き留めてきた。
その熱量を長年にわたり間近で見ている娘が、発信することをすすめてくれた。
ひとりでは抱えきれない「仮説」を打ち明けた八咫烏仲間(19)のママさんにもすすめ